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  トップページ > 平和・民主主義のページ > 核兵器廃絶 > 全国商工新聞 第2772号 3月19日付
平和 核兵器廃絶
 
被災53年3.1ビキニデー
核兵器のない平和な世界を

憲法9条輝かそう 「すみやか署名」運動をさらに
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 被災53年2007年3・1ビキニデー集会(原水爆禁止世界大会実行委員会、同集会静岡県実行委員会主催)が1日、静岡県焼津市内で開かれ、全国から1500人が参加。安倍首相が憲法改悪を公言し、閣僚から核保有発言が繰り返されるなかで開かれた集会は、憲法9条と非核三原則が輝く21世紀の日本と、核兵器のない平和な世界を築く決意を固め合う場になりました。また、前日には原水爆禁止日本協議会(日本原水協)全国集会が開かれ、900人が参加。全国の草の根の運動を交流しました。

 世界大会実行委員会議長団の沢田昭二さんが主催者報告。昨年の国連総会で核兵器廃絶の明確な約束の実行を求める決議が採択され、アメリカ国内でも反核世論が高まっていることなどを紹介し、ブッシュ政権が世界から完全に孤立していると指摘しました。その上で「この集会を起点として、核兵器のない平和で公正な世界づくりを大きく前進させよう」と訴えました。
 戸本隆雄焼津市長が来賓あいさつ。「被災53年を迎えて、人類が今なお核の脅威から解放されていないことは大変遺憾。核兵器の廃絶と平和な21世紀を実現できるよう願っています」と発言しました。
 「ビキニ被災=第五福竜丸事件とは?」と題し、詩人のアーサー・ビナードさんと第五福竜丸元漁労長の見崎吉男さんが語り合いました。小林秀一全商連青年部協議会副議長(世界大会実行委員)がインタビュアーを務めました。
 集会では、島民86人が被爆したロンゲラップ島の元村長で昨年暮に亡くなったネルソン・アンジャイン氏への追悼とその遺志を引き継ごうと生前の取り組みを紹介。海外代表と日本の運動をリレートークしました。  最後に(1)「すみやかな核兵器廃絶を」の国際署名運動をさらに広げる(2)平和行進を成功させる(3)原水爆禁止2007年世界大会を成功させる‐などの集会アピールを採択し、閉会しました。
 集会に先立っておこなわれた献花墓参行進には1500人が参加。故久保山愛吉さんの墓前に献花しました。
 集会に参加した兵庫県商工団体連合会副会長の井之口利子さんは「『すみやかな核兵器廃絶のために』の署名をもっとすすめていきたい。青年の発言を聞いて、語り継ぐことの大事さと、多くの人に広げていくことの重要性を再確認しました。そのために中小業者としてできることは何かよく考えたいと思います」と語っていました。
 前日の日本原水協全国集会では、全国各地の原水協の草の根の運動が報告されました。第五福竜丸元乗組員の大石又七さんは「53年前の被災は遠い過去ではありません。皆さんの足元に現実に迫っているものです」と話し、日本政府がアメリカ言いなりに改憲、核武装に進もうとしている危険性を訴えました。
 「核兵器廃絶こそ世界の流れ‐署名など草の根から創意的活動を」「原爆被爆の実相普及、集団訴訟支援と援護連帯」など5つの分科会で、地域の運動を交流しました。
 
 
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