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  トップページ > 平和・民主主義のページ > 憲法 > 全国商工新聞 第2871号 3月16日付
 
平和・憲法
 

事件から55年3・1ビキニデー集会ひらく


 ビキニ環礁での米国の水爆実験によりマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員が死亡した「ビキニ事件」から55年。3・1ビキニデーに関連する諸行事が2月27日から3月1日、静岡県内で開かれました。2010年のNPT(核不拡散条約)再検討会議を成功させようと昨年を上回る1600人が集い、核兵器廃絶の決意を固め合いました。

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故久保山愛吉さんの遺影を掲げて焼津市内を歩く献花墓参行進の参加者
 日本原水協は2月28日、全国集会を開催。高草木博事務局長は、オバマ米大統領をはじめ核兵器保有諸国の元閣僚らが、核兵器廃絶を求める見解を相次いで発表するなど国際情勢の変化を報告しました。
 ▼NPT再検討会議までに1200万人の署名を集める▼被爆実相の普及▼非核日本の実現▼国民平和大行進をすべての自治体で成功させる―ことなどを提起しました。
 米、豪、比国の海外代表は「圧倒的世論でチャンスをつかみとろう」と連帯と共同を呼びかけました。

 運動や歴史学び
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1600人が集い熱気があふれた3・1ビキニデー集会
 全国の草の根運動の交流では活発な署名活動や団体訪問(徳島)、原爆症認定集団訴訟の勝利(千葉)などを報告。七つの分科会と関連行事で、各地の運動や原水爆禁止運動の歴史などを学び交流しました。
 1日のビキニデー集会では清水泰・焼津市長が被災55年を経た現在も、人類が核の脅威から解放されない現状に強い怒りを表明。
 野口邦和・世界大会実行委員会運営委員会代表は、米国の核の傘に依存する日本政府を厳しく批判し、今年の原水爆禁止世界大会の成功を呼びかけました。
 集会は、核兵器廃絶への連帯と行動を呼びかけるアピールを大きな拍手で採択しました。
 また午前中は故・久保山愛吉氏を追悼する献花墓参行進と墓前祭も実施されました。

 署名広げる決意
 初参加した神奈川・横浜南部民主商工会(民商)のIさん=塗装=は「破壊と人殺しの戦争や訓練に膨大な軍事費がかかり、その原資は税金です。自分たち業者青年の苦境と貧困、戦争は密接した関係にあると確信した」と署名を広げる決意を語りました。
 福岡・八幡西民商のAさん=靴小売=は「6・9行動」を20年以上、毎月続けた亡き夫と故・Dさんの二人の願いを背負って初参加。「ビキニ事件で大打撃を受けた東京・杉並民商の鮮魚商の会員を先頭に署名運動を広げて世界を動かしてきた歴史に確信。政治も根本から変えなければ」と語っていました。
 
   
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