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  トップページ > 地域のページ > まちづくり > 全国商工新聞 第2777号 4月9日付
地域 まちづくり
 
能登半島地震
深刻な被害に相談次つぎ

能登民商、石川県連が被災者支援に全力
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輪島市門前町で全壊した家
 能登半島地震の影響が会員に広がっています。能登民主商工会(民商)は、事務局員が1人のため十分手が回らず、石川県商工団体連合会(県連)が援助に入っています。
 幹線道路の能登有料道路が通行止めのため、民商事務所のある羽咋市から輪島市まで通常1時間のところが、2時間を要します。電話もつながりにくい状況で、事務局員が会員の家を訪問しているものの、輪島市内の中心市街地以外は、さらに1、2時間かかります。  被害が集中している輪島市門前町の道路はあちこちに亀裂が入り、数百メートルにわたって何軒もの家屋が倒壊したり大きく傾いています。
 美容室経営の会員の店舗は、据え付けの鏡や窓ガラスは割れなかったものの、化粧品やテレビなどほとんどのものが破損。  「店がつぶれると思った。お客さんにけががなくてよかった」と話していました。幸い家屋の倒壊は免れたものの、戸惑いの様子でした。
 また「自宅が傾き避難所にいる。ぜひ相談に乗ってほしい」と民商に電話をかけてきた会員を事務局員が訪問したところ、店舗兼住宅が大きく傾き、今にも崩れ落ちそうで、町による家屋の震災診断で「危険」と判断されていました。
 被害を受けた会員は「大きな揺れで本当に恐ろしかった」と語り、「もうここには住めない。どうしたらいいのか」と不安そうでした。民商では地震保険の対応などの相談に乗っています。
 旧輪島民商事務所は市役所の診断で「注意」の黄色い張り紙が張られました。
 近くの岩藤幸雄さん(家電販売)は、近所の人から「テレビが落ちて壊れた」「アンテナ線が切れて映らない」などの相談が次つぎ寄せられ対応に追われていました。
 岩藤さんは「店に来た会員が『民商は震災後、すぐ訪ねて来てくれた。さすが民商だ。やるべきことはきちんとやる。やっぱり心温まる組織だ』と喜んでいた」と話していました。
 能登民商は3月31日と4月1日に見舞金を持って被災した会員宅を訪問。県連と県下民商も被災地への支援を計画中です。

救済募金訴え

 能登民商と石川県商工団体連合会(県連)は両会長の連名で能登半島地震への救済募金を訴えています。
 振込先 のと共栄信用金庫 羽咋支店普通預金
 口座番号 0086830 預金名義・羽咋民主商工会代表 加門隆
(民商は合併していますが、口座名義はまだ能登民商に変更していません)

 
 
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