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  トップページ > 震災情報のページ > 全国商工新聞 第3031号 7月16日付
 
 

「7・16さようなら原発10万人集会」成功へ 全国連絡会が交流会

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「人より命より原発を優先した野田政権は許してはいけない」と訴え、集会の参加を呼びかける落合恵子さん

 「7・16 さようなら原発10万人集会」の成功に向け、全国商工団体連合会(全商連)など民主団体でつくる「原発なくす全国連絡会」は2日、「原発ゼロをめざす7・2交流集会」を開き500人が参加しました。集会呼びかけ人で作家の落合恵子さんとルポライターの鎌田慧さんは「脱原発は国民の声であり、原発再稼働に対し市民は決してあきらめない」と訴え。幅広い市民団体の参加者からも、集会成功に向けた発言が相次ぎました。

原発なくす全国連絡会が交流集会

 集会の成功をめざし各地で呼びかけている落合さんは「大飯原発が再稼働されても私は決してあきらめない、ひるまない、後ずさりしない。私たちが守るべきものは命であり、暮らしそのもの。それらを一部の政治家に脅かされてなるものか。私は反原発を言い続ける」と訴えると会場から大きな拍手が起こりました。

つながり広げ

 鎌田さんは「原発なくせの運動は、全国各地で多様な形で行われている。若者たちはネットワークでつながり、民主的な運動になっている。手を結び合って今すぐ原発をなくそう」と呼びかけました。
 被爆者でもある、医師の肥田舜太郎さんは「核兵器をなくすこと、すべての原発をなくすことにみなさんの残りの生涯をかけてください。それが、私たちの子孫に対する義務です」と連帯のあいさつをしました。
 情勢報告では、日本共産党の志位和夫委員長が「首相官邸前の抗議行動には空前の規模で市民の声があふれました。『原発をなくせ』のたたかいは新しい発展の段階に入ったと感じます。政府は原発ゼロの政治決断をするべきです」と強調しました。
 福島県復興共同センターの斉藤和衛さんは、子どもを持つ若い親たちの自主避難の動きが収まっていないことを報告。南相馬市で農業を営んでいた福島農民連の三浦広志さんは「私の田んぼはいまだに深さ2メートルの水の底にあります」と悔しさをかみしめます。

「デモ割」紹介

 「安全神話が復活し、大飯原発が再稼働されたことは悔しい」と語る、都内の「脱原発杉並」のふくしまゆみこさん。「皆さん『デモ割』って聞いたことありますか」と問いかけると参加者数人が手を上げて応えました。地元の商店を盛り上げるために、デモ参加者がカフェや居酒屋などで割り引きサービスを受けられるもので、今では20店舗が賛同し「デモ割マップ」もあると報告しました。
 首相官邸前抗議を呼びかけている「首都圏反原発連合」の平野太一さんとミサオ・レッドウルフさんは「7・16集会を10万人以上で成功させ、『7・29脱原発国会大包囲』(同連合主催)で、野田政権に市民の声を突き付け、7月を脱原発の熱い季節にしましょう」と訴えました。
 集会に参加した40代の女性は「多くの市民が原発と向き合いはじめ、大きな力が動き出したと思う。『原発なくせ』の思いが伝わってきた」と話していました。

全国商工新聞(2012年7月16日付)
   
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