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  トップページ > 税金のページ > 消費税 > 全国商工新聞 第2951号 11月15日付
 
税金 消費税
 

消費税増税 思いつきじゃない政策を
=福島県クリーニング生活衛生同業組合理事 高田善弘さん


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 なぜ今、消費税10%なのか、非常に疑問を感じます。私はクリーニング店を営んでいます。従業員を雇用し、その家族のことも考えながら仕事をしています。現状は非常に厳しい状況です。10年前と比べると売り上げは3割、4割減です。
 売り上げが落ち込むとそれに比例して材料費が下げればよいのですが、洗剤、ハンガー、溶剤、ポリ袋とすべてが油製品で値上がりしています。
 民主党は選挙のマニフェストでガソリン税の暫定税率の廃止を打ち出しましたが、実行されていません。実情を見て、真剣に景気回復に力を入れてほしい。この落ち込んだ不景気から抜け出したいと頑張っているときに、消費税の引き上げは納得できません。増税は断固反対です。
 私事ですが、この夏、孫が甲子園に出場しました。グランドに立ってプレーしている姿を目の当たりにして涙がこぼれました。すがすがしい気持ちになり、自分ももう少し頑張らなくてはという思いを強くしました。
 孫たちのためにも安定した世の中に変えていかなければなりません。消費税が値上げされれば、スポーツに携われなくなる子どもたちも大勢出てくるのではないでしょうか。
 未来のためにもそのときの思いつきの政策ではなく、バランスのとれた政策を実行してほしいものです。

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