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  トップページ > 全商連の活動 > 大運動 > 全国商工新聞 第2871号 3月16日付
 
全商連の活動
 

国民大行動が反貧困・生活支援で街頭相談会



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次つぎに相談者が詰めかけた東京・新宿駅東口の相談会
 不況で苦しむ業者や、「派遣切り」をなくし、解雇で街に追い出された労働者の生活を支援しよう―。全国商工団体連合会(全商連)などでつくる国民大運動実行委員会は2月28日、東京・新宿、池袋、渋谷駅前で営業・労働・法律・生活・医療などの街頭相談会を実施。「ホームレスになった」「雇用保険を受けている」と話す相談者に生活保護申請や再就職などのアドバイスをするとともに、豚汁とおにぎりの炊き出しをしました。全商連が副責任団体になった新宿駅相談会には各団体の60人が参加。19件の相談がありました。
 「2日ほど前から野宿生活に入った」という62歳の男性は、未払い賃金を残したまま建築会社の寄宿舎を追われたとのこと。相談員が、未払い賃金の支払いを労働基準監督署に求めると同時に、生活保護の申請を勧めると、「ありがとう」と月曜日に申請に行く約束をしました。
 未払い賃金を残したまま、長く勤めていた印刷会社から解雇されたという68歳の男性は「会社が苦しいのは分かっていたが、『明日から来なくていい』なんて…」と相談。組合に加入し賃金支払いや解雇撤回などを求めようと助言を受けました。
 トヨタの期間工を解雇されたと話す37歳の男性は「仕事があると思って香川から東京に来た。雇用保険が切れる前に仕事を見つけたい。介護にも興味がある」とのこと。相談員が介護士資格を取る場合に雇用保険の助成などがあるとアドバイスしました。
 参加した新宿民主商工会会長の増村泰宏さん=名刺印刷=は「IT関連企業を解雇、下宿から追い出され所持金も100円という青年が相談に来た。数年前は、花形のように言われた産業だけに、不況を改めて実感した」と話していました。
   
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