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  トップページ > つぶされてたまるか!10・22集会 > 全国商工新聞 第2853号 11月3日付
 
つぶされてたまるか!10・22集会
 

つぶされてたまるか!10・22集会
「下げろ燃油」「上げるな消費税」中小業者が決起


3500人が日比谷野音に参加、550団体が賛同

 「業者一揆」「払える国保税・住民税に」「ストップ原油高」「消費税増税反対」…。全国から集まった民主商工会(民商)会員が掲げるゼッケンやプラカード、ムシロ旗。その言葉一つ一つに参加者の苦境とそれをはね返す決意が刻まれています。

550団体が賛同
各代表の発言に共感の拍手を送る参加者
 全国の民商は集会に向けて「下げろガソリン!上げるな消費税!」の緊急署名活動、高すぎる国保料(税)の引き下げ、後期高齢者医療制度の廃止などさまざまな要求運動を展開。この日寄せられた署名は86万7806人分に上り、農協、漁協、老人クラブ、ガス組合、パン協同組合などへの団体申し入れは、4600を突破。550を超える団体が賛同を寄せてくれました。
 要求を実現し、現実の政治を動かしてきた中で迎えた10・22集会。「たたかえば間違った政治は変えられる」という参加者の確信が大きな声となって会場に響きました。
 広島民商から参加したTさん=食料品卸=は「広島市で国保の資格証明書をやめさせたし、疲れもないよ。でも小麦の値上げで1日のもうけは2、3000円。政治を変えないと営業も暮らしも守れない」。ちんどん屋風の着物の装いで参加した神奈川・相模原民商婦人部の「花笠」には要求短冊が。副部長のTさん=不動産賃貸=は「怒っていることを表すには目立つ格好をしないと。恥ずかしいなんて言ってられないよ」と元気いっぱい。
 主催者あいさつに立った全商連の国分稔会長は、原材料高騰、単価引き下げなどによって赤字転落する業者が続出している実態を告発。「政府は一体何をしているのか。中小業者に立ち止まる時間を与えてくれない。今度の総選挙で大企業、アメリカいいなりの自公政権に厳しい審判を下そう」と訴えました。

怒りの告発
表彰基準を達成した喜びを代表して語る群馬県連・伊勢崎佐波民商の奈良会長
 壇上では、北海道、東京、埼玉、兵庫、福岡、京都の五つの県連・民商がそれぞれのパフォーマンスを繰り出して「怒りの告発・決意表明」。
 2300軒の会員を訪問し、1550人と対話した北海道。民商の集会に主要政党の議員も参加、厳しい実態を突きつけたという東京の報告。埼玉は4人の会員が苦しい経営実態を告発、「間違った政治を変えるために力を合わせるぞ」と声を合わせました。
 「ちゃぶ台返し」のパフォーマンスを披露したのは兵庫。震災で自宅も工場も全壊、その後5回も工場を移転した会員が「つぶされてたまるか」と訴えると、会場からも「頑張れ」の大きな掛け声が。麻生首相の地元、福岡からは「世直し隊参上」と、一人で3624人分の署名を集めた活動などを紹介。「燃える京の都の業者一揆」の横断幕とともに登場した京都は「大本から日本の政治を変えよう」と気勢をあげ、拍手に包まれました。
 集会に初めて参加した大分民商のDさん=運送=は「燃料代の高騰で、運送ではメシも食えない。でも集会に参加して苦しい人がいっぱいいることが分かった。元気も出ました。一緒にたたかっていきたいと思いました」と決意を語りました。

目標達成が続々
 集会では「会員、商工新聞読者、署名」の拡大目標を達成した民商が226組織に上ったことが紹介されました。
 全労連、農民連の代表が連帯のあいさつ。「国会情勢報告」を行った日本共産党の吉井英勝衆院議員は「中小業者が元気になってこそ、日本経済はまともになる」とエールを送りました。
 参加者は集会アピールを拍手で確認したあと銀座の中心街をデモ行進しました。
   
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