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実態告発−寄せられた事例
 
ローン返済の猶予や固定経費への政策的な支援を=京都府・金属加工

 金属加工の仕事を30年。主な仕事内容は製造設備部品の加工。昨年10月頃より仕事量が目立って落ち始め、12月には全くゼロという状態になった。あまりに急激な事態、今までは不況時でも得意先から機械の修理の依頼や細かい仕事があり、なんとかしのげたが、現在の主な取引先3件では自動車、電気、化学などだが、1月、2月は全く発注がなかった。得意先を始め、知人など多くを訪問して営業活動をしたが、仕事が動く気配がなく、見積りがたまに入るくらいで、出しても聞いても返事がないという状況。知人、同業者も同様でだれもが「こんな事態は初めて」。
 緊急融資を利用して運転資金を借入れたが、4月になっても受注額は70%減、今も不安がいっぱい。工場のローン返済が毎月17万円、電気代、固定資産税なども重くなっている。妻のパートも金、土、日と休み、いつまで持つのか。ローン返済の猶予や固定経費への政策的な支援などを強く求めたい。是非考えて下さい。労働者の派遣切り、雇い止めが社会問題になったが私たちの事態も一緒。国は製造業で働く私達に仕事が回るよう研究して、いち早く打ち出してほしい。
 蓄積した技術と経験は本当に自信がある。このまま中小業者がなくなってしまえば、日本の産業や経済も死活問題だと考える。このことを強く認識してほしい。
 同業者すでに廃業に追い込まれた人が多くいる。町工場の密集したところだが、うちの向いの工場は昨年暮れに廃業。隣は3月に自己破産。その隣のフライス屋さんは息子が後をついでいたが、今、派遣でガードマンの仕事をしている。
   
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