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  トップページ > 平和・民主主義のページ > 憲法動向 > 全国商工新聞 第2855号 11月17日付
 
憲法動向
  ▽幕僚長「侵略」否定
 「わが国が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」と、侵略戦争を全面否定する論文を航空自衛隊トップの田母神俊雄航空幕僚長が執筆していたことが明らかになり、「村山談話」や「河野談話」などの政府見解に反することから、10月31日付けで更迭されました。

 同氏は、今年4月に名古屋高裁が出したイラク派兵違憲判決に対し「そんなの関係ねえ」と憲法第99条の「憲法擁護義務違反」発言をした人物です。

 麻生首相は「個人的に出したとしても、それは今立場が立場だから適切じゃないね」と語ったと報道されています。しかし、田母神氏は論文以前から同様の発言をしていていたと商業紙も伝えており、幕僚長就任を閣議決定(07年3月)したときに外相だった麻生首相の責任は重大です。

 田母神氏は記者会見を開きましたが謝罪も反省もありません。野党は、麻生首相と浜田防衛相などの責任追及も含めて、同氏の国会喚問を要求しています。与党内でも「自衛隊のトップもそれ以下も同じような考え方だとすれば再教育しないといけない」という声が出ています。
   
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