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  トップページ > 業種のページ > 製造・小売 > 全国商工新聞 第2955号 12月13日付
 
業種 製造・小売
 

市が製造業者の実態調査 民商会員を訪問=静岡・浜松


 静岡県浜松市商工部産業政策課は11月17日と19日の2日間、浜松民主商工会(民商)会員の鉄工所を訪問し、実態調査をしました。浜松民商が要求して実現したもの。「浜松のものづくりを守りたい」との意見で一致しました。

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浜松市の職員は民商会員の話を聞きながら熱心にメモをとっていました

ものづくりの街を守れ
 調査では(1)浜松市の産業の空洞化がかなり深刻であり、何とかしなければならない(2)「ものづくりの街・浜松」を守っていきたい(3)中小業者を守り、大企業が「浜松に来たい」と言われるようにしたい-などが共通して出されました。
 参加したのは、商工部産業政策課の4人。南支部、駅南支部ん、西支部3支部で会員4人の鉄工所を訪問しました。
 4人の会員は「仕事が半減し、先が見えないので事業継承ができない」「大企業は地域に貢献するというが、自分の会社を支えている中小業者をまったく援助していない」などの実態を訴え。職員はメモを取りながら、話を真剣に聞いていました。
 産業政策課では「厳しい実態も知ることができた。もっとたくさんの業者訪問をしたいので他の業者も紹介してほしい」と要望。浜松民商が提案していた業者と商工部との懇談会についてもぜひやりたいと前向きに話していました。
 民商からは「高い技術を持っている業者はたくさんいるので、発掘してほしい」「浜松市の持っている戦力(業者の技術)を調べて、企業誘致のセールスポイントにしてほしい」「撤退した企業の理由を徹底的に調査し、次に生かしてほしい」「市と中小業者の間で信頼関係を築きたい」などを要望しました。今後、懇談の中で深めていくことにしています。
 今回の調査は4人以下の中小企業を対象に、リーマンショック後の実態をつかもうと実施したもの。
 民商が対市交渉の中で「大企業を支えるのは中小業者であり、中小業者が守られないような地域に大企業が来ることはない」「生業を守ってほしい」など繰り返し訴え、実態調査が実現しました。

   
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