「負担重く生活できぬ」
10%中止へ署名次々

全国商工新聞 第3346号2019年1月28日付

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90人以上の10%中止署名が集まった各界連の宣伝

 消費税廃止各界連絡会(各界連)は17日、JR新宿駅西口で消費税率10%への増税中止を求める定例宣伝を行い、10月消費税10%ストップ!ネットワークの署名91人分を集めました。また、シールアンケートも行い、「消費税10%どう思う?」の質問に対して「困る、反対」と22人が意思表示しました。
 年金生活の女性(75)は「消費税が10%になれば生活ができない。今でも、生活していくのに苦労している」と署名。「10%は負担に感じる」と訴える男子大学生は「何のために増税するのか分からない。社会保障に使うと言うが、実感はない。教育にお金を使ってほしい」と話します。大学の非常勤講師をしている女性(52)は「所得が低く、増税されると家計に響く。所得格差がある中で、一律に課される消費税は間違っている」と不公平な税制の実態を告発しました。
 日本共産党の岩渕友参議院議員がマイクを握り、社会保障が削られる一方、軍事費が年々増え続けている実態を紹介。税金の使い方を変えるとともに、所得に応じた負担、大企業の法人税を中小企業並みにする税制の見直しも訴え、「増税中止の声を大きく広げることで、きっぱり中止させることができる。国民のくらし最優先の政治に切り替えるために、全力を尽くします」と決意を語りました。

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