全婦協 業者婦人の実態調査
みんなでワイワイ書き込もう

全国商工新聞 第3367号2019年7月1日付

集まって話せば元気に

 「記入だけでなく、みんなでワイワイ話し合って元気になった」-。全商連婦人部協議会(全婦協)が呼び掛ける「業者婦人の実態調査」を書き込もうと、全国の民主商工会(民商)婦人部では特別企画や部会を開催。消費税や国保、暮らしの悩みなどを話し合う集まりにもなっています。

飲茶を楽しみながら

滋賀・長浜民商婦人部 ホテルで記入会

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二つのテーブルに分かれ、役員の声掛けでワイワイと記入が進んだ長浜民商婦人部のアンケート記入会

 滋賀・長浜民商婦人部は、「業者婦人の実態調査」を書き込む「豪華飲茶バイキング&ア~だコ~だアンケート記入会」を長浜市内のホテルで行い、40~70代まで17人が参加しました。
 「業者婦人特有の悩みを出し合って、元気に商売を続けましょう」と鬼頭光子部長があいさつ。参加者は二つのテーブルに分かれ、おしゃべりしながらアンケート項目に沿って記入しました。
 役員が「この項目はどう?」「分からないことある?」と積極的に声を掛けると、「家計で困ってることが多過ぎて、解答欄が足りんわ!」「国保の通知が心配」「国保の通知見た? また介護保険が上がってる」「自分の給料がいくらなんて、考えたこともなかった」「本部との関係で、カード決済をするように言われているけど、拒否したい」(化粧品販売)と近況や思いがあふれ出ました。
 「健診を受けたことがない」という人もいてみんなビックリ。「共済に入って受けなアカン」とアドバイス。家族のこと、介護、終活、食と健康などなど、話が尽きませんでした。記入後は、会場から琵琶湖を眺めつつ、豪華なランチで優雅なひとときを。新入会員の参加や、自店のチラシを配って宣伝する経営者もいて、交流も弾みました。
 今回の書き込み会は、実態調査を機に集まって話し合える婦人部をつくろうと、役員会で話し合ったもの。事前に役員で実態調査を記入してみたところ、「郵送や個別訪問では、分からないところを飛ばしてしまったり、内容がつかめない」「みんなで集まって、私たちが声を出して、ワイワイやろう」と、楽しい企画と合わせた記入会の提案が出されました。「集まって話せば元気が出る」と確信が深まり、次回は20~40代の若手、子育て世代が参加できる企画も検討しています。

役員が知恵出し合い

福岡県婦協 56条署名と合わせ

 福岡県内の民商婦人部でも全国業者婦人の実態調査用紙が各婦人部に届き、取り組みが始まりました。それぞれ、いろいろ工夫をしながら、アンケートを集めています。
 宗像・古賀民商婦人部は5月31日、緊急に部会を開き、まず、集める自分たちが内容をよく知ろうと書き込み。「ここはどういう意味?」「消費税が上がったらやっていけん」「いろんなこと聞かれるんやね」など、みんなでワイワイ言いながら、記入しました。若い世代からどう集めるかについて、「お嫁さんはどう」「知り合いの娘さんに聞いてみようか」などと、知恵を出し合いました。
 八幡西民商婦人部は、6月2日の婦人部総会の第2部で、参加者全員がアンケートに記入しました。答えられない項目もあり、「どうすればいい」と聞きながら、最後まで書き込みました。今後、56条廃止の署名と合わせて呼び掛けることを意思統一しました。

新部員も教え合って

大阪・住吉民商婦人部 歓迎会を兼ねて

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新入部員歓迎会で記入した住吉民商婦人部

 大阪・住吉民商婦人部は5月24日、集まって業者婦人の実態調査を書き込みました。新入部員歓迎会に合わせて行ったもので、8人が参加しました。
 婦人部長があいさつし、56条の問題点などを話し合い、自己紹介の交流をしたあと、アンケートタイムを設けました。事務局員が項目を読み上げながら、分からないことはお互いに聞き合い、30分ほどかけて進めました。話が盛り上がったのはやはり消費税の項目。「増税はあかんわ、とんでもない」「もうこれ以上は家計がきつい」との思いも出されました。
 3月に入会したばかりの40代の新部員=サービス=からも「説明してもらえたので分かりやすかった」と感想が。住吉民商では目標42人のうち30人は書いてもらう人たちが決定済み。20~30代の発掘に知恵を集めようと話しています。

「増税困る 頑張って」

愛知県婦協 宣伝に励ましの声援

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若者も自転車で駆け寄り、署名してくれた愛知県婦協の消費税増税反対宣伝署名行動

 愛知県連婦人部協議会(県婦協)と各民主商工会(民商)婦人部は、「10月からの消費税10%増税は中止」の声を広げようと署名宣伝を行っています。
 県婦協は6月2日、11時から30分間、名鉄太田川駅前で署名宣伝を行い、19人が参加しました。バスを待っている人、ベンチに座っている人、スーパーの来店者などに声を掛け、26人分の署名を集めました。自転車から降りて署名してくれる若者など、みんな訴えを聞いてくれました。
 シール投票では、「消費税はなくしてほしい」が6人。「10月からの10%増税を知っている」が17人の一方、「知らない」という人も3人いました。「複数税率を知っている」は10人で、「知らない」の11人とほぼ同数。「インボイスを知っている」はゼロで、「知らない」は20人でした。もっと内容を知らせる必要があると実感しました。
 また、春日井民商婦人部は5月24日、毎月継続している署名宣伝を4人で行い、宣伝では消費税増税反対のうちわと「F35戦闘機1機で4000人分保育所」の新聞記事をカラーコピーし配布。「暑い中ご苦労さん、頑張ってね」と48人分の署名が集まりました。同日の北名古屋民商婦人部の署名宣伝行動では、ハンドマイクで宣伝しながらティッシュを配りました。
 昭和天白瑞穂民商婦人部(5月28日)は4人で桜山商店街を訪問。公明党のポスターが張ってあるリサイクルショップでは「増税は困るので頑張って」と励まされるなど、12人分の署名が集まりました。

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