公庫で運転資金150万円
 「事業計画書」民商が応援

全国商工新聞 3351号2019年3月4日付

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 長崎・東彼民主商工会(民商)川棚支部のTさん=映像撮影=は昨年末、民商を通じて日本政策金融公庫(政策公庫)へ、運転資金150万円の借り入れを申し込み、今年1月中旬、希望額の150万円(利率1.66%)の融資が実行されました。
 Tさんは4年前、独立開業と同時に民商に入会。仕事が軌道に乗ってきたこともあり、業務拡張することに。人件費など手持ち資金が必要と、昨年12月初旬、政策公庫に融資を申し込むことになりました。
 手続きの仕方などもまったく分からず、民商に相談。公庫への初めての申し込みということもあって、「企業概要書」の作成から始まり、業務拡張をめざす上での売上先の確保、借入金の使途、利益の予想について詳細に記入。また法人設立後、現時点では大きな利益はないにしろ、役員報酬を今期から増やすことができた経営内容も含めて明記しました。
 政策公庫に事前に送付していた書類の内容が評価されこともあり、面接で対応した公庫の職員が、「年内の実行は無理ですが、年明けに実行したい」と明言しました。
 1月中旬に融資が全額実行されたのを受け、Tさんはさっそく、新規の取引先を開拓し、「おかげで新たな取引先の見込みができました」と、うれしい連絡が入りました。
 「民商でアドバイスしてもらい助かりました。これから資金を活用し、売り上げを伸ばしていきたい」と笑顔いっぱいです。

15人全員が公庫で融資

 東彼民商では2016年4月以降、竹嵜さんを含め15人が政策公庫に融資を申し込み、全員が融資を実現(14人は申込額の100%)。融資総額は4200万円を超え、借入実行平均額は283万円に達しています。

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