安全帯着用法を講習

全国商工新聞 第3356号2019年4月8日付

労災特別加入学習会

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札幌北部民商の労働保険事務組合が開催した労災保険特別加入学習会

 札幌北部民主商工会(民商)の労働保険事務組合は先ごろ、「労災特別加入学習会」を民商事務所で開催しました。2回に分けて制度や労災を防ぐ作業器具の使い方を学び、延べ28人が参加しました。
 1回目は旭川民商理事のUさん=社会保険労務士=を招き、「そもそも労災の特別加入制度とは」の基本から「どんな時に請求できるか」などについて学習。さまざまな事例を紹介しながら、労災特別加入の重要性を説明しました。
 2回目は、青年部員のWさんを講師に「フルハーネス型安全帯使用作業」の特別講習会を開催しました。高所からの落下を防止する「フルハーネス型安全帯」は、厚労省の「第13次労働災害防止計画」(2018~22年)で、今年2月から5メートル以上の高さでの建設業の作業で着用が義務化。会員からも「最近基準が厳しくなっている」と情報が寄せられていました。
 講師資格を持つWさんは、2時間超の講習会の中で、着用方法や注意点などをしっかり説明。従業員の健康診断についても話題になり、「きちんと受けさせてその結果を提出してもい、保存しておいた方がいい」とアドバイスしました。
 事務組合としては、新しい取り組みでしたが、参加者全員が受講証を手にし、実利を感じられる講習会になりました。

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