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匠の技 製品をアピール 商工フェアで交流深め=大阪府・北部6民商

事業継承もテーマに

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大阪市内北部6民商の商工フェアで開かれた子ども向けのものづくりワークショップ

 大阪・福島、此花、西淀川、北区、淀川、東淀川の大阪市内北部6民主商工会(民商)は11月12日、大阪市内で商工フェアを行い、150人が来場しました。「事業承継」をテーマに掲げて宣伝し、高校生や子どもの来場もあるなど、地域の事業者の姿を伝え、出会いが広がりました。

 「後継者を探したい」という会員に加えて、「製品を知ってほしい」「新規得意先を見つけたい」と鍼灸や美容、土木工事、鉄工所、喫茶店、製造など、さまざまな業種の会員が13のブースを出展し、来場者にアピール。手作業でしか作れないガラス加工製品を並べたり、仕事風景の写真を張り出したパネルを展示したり、分かりやすく伝えました。
 会場正面の大スクリーンでは、出店者の社名、所在地、業種やアピールポイントを語ってもらった動画を上映。子ども向けワークショップや怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメント講座にもたくさんの人が参加しました。
 京都から来た工業高校2年生は「卒業後、技術者をめざして勉強中なのでチラシにあった『匠の技を教えます!』のキャッチコピーに引かれてきた」と来場。アルミ鋳物を製作している会員のブースで熱心に話を聞いていました。また、「製品に興味を持った」と後日、出店者の工場を訪れた来場者もいて、出会いが広がりました。
 10年ぶりに開催した今回の商工フェアは、「新しい試みを取り入れながら、今の時代だからこそできる商工フェアにしよう」と若い会員や役員、事務局員が協力。1年あまりの間に16回の会議を重ねて実現しました。後継者がいないため事業を継続できない悩みをもつ会員が多いことからテーマを決め、「後継者を探しています。あなたも社長になりませんか」「設備もそろっています。お客さんもいます。できるかな?じゃなくて挑戦しよう」などのキャッチコピーで、ポスターやチラシを作成。後継者候補を発掘しようと近隣の学校や役所を回って呼び掛けました。
 実行委員長の田淵雅芳大商連常任理事は「新しい試みとしては成功。宣伝など足りないところもあったが、今後の課題として次回につなげたい」と展望を語りました。
 (今回会場で上映した動画はインターネット動画サイト「ユーチューブ」で視聴できます。「minsyofair2」で検索)

全国商工新聞(2017年12月4日付)
 
   

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