補助金申請やネット宣伝などアドバイス 創業相談会
「創業支援」相談会を呼びかける福山民商のビラ
広島・福山民主商工会(民商)は6月21日、「創業相談会」を開催しました。5月の開催に続いて、今回で2回目です。
昼の相談会では、「お年寄りと身体的弱者に心身ともにアシストする」をテーマにリサイクル業の開業を目指すKさんが参加。5月も参加したKさんは、記入してきた創業補助金の申請書を持参。不動産業のSさん、青年部長で鉄工業のNさんや民商事務局が一緒になってアドバイスしました。
申請書をチェックした3人は「リサイクル品を販売するだけでは地域の需要や雇用を生み出すことにつながらない。そうなると助成金の対象にならない。もう一度、検討してみてはどうか」「お年寄りや身体的弱者の要求を手助けするサービスに力を入れてはどうか。買い物支援や庭の掃除や写真のアルバム整理、話し相手になるとか」など、業者ならではの視点で提案しました。
Kさんは「絵を描いたり文章を書くのが上手な人、話が面白い人をたくさん知っているので、その人たちの知識や技術を生かしてみんなを喜ばせたい」と、事業計画の見直しを決意。また「助成金の申請期限は間に合わないかもしれないけど、何度も書いてみることで勉強になるし、今日のアドバイスでいろいろな発想も湧いてきました」と喜んでいました。
夜の相談会は鍼灸整骨院の開業をめざす会社員が初参加。「勤めながらいい物件を探している。開業するまでにいろいろ知識をつけたい」と語りました。
相談役として参加したHPデザイン会社のYさんが、「ブログに治療の経過や実績を書いておくのもいいです。何ができるのかをアピールしましょう。動画を撮ってホームページで宣伝するのも効果的です」とアドバイス。次回、施術の動画を撮ることになりました。
全国商工新聞(2014年8月4日付) |