「地域おこし」「エコ起業」など学び合い 商工交流会に110人=岐阜
110人が参加して行われた第5回商工交流会
岐阜県商工団体連合会(県連)は5日、「スイッチオン!変化と進化で商売繁盛」をメーンテーマに第5回商工交流会を開き、県下の民商から110人が参加しました。
伊藤智司実行委員長のあいさつに続き、井内尚樹名城大学教授が「地域循環型経済をどう進めるか」をテーマに記念講演。「岐阜県は地域資源の宝庫。もっと水資源や木材資源の活用を」と、地域循環型経済への転換を呼びかけました。
午後は5分科会に分かれて討論。
「地域おこしのヒントを探る」分科会では特許の耐震工法「エルパワー」を紹介。大地震への対応で住民が見直すきっかけになればと提起しました。
「公契約で地域経済活性化」分科会では、県下で初めて実現した可児市の住宅リフォーム助成制度について日本共産党の伊藤健二市議が「経済効果は16倍で、施工主の99%が『利用してよかった』と答え、90%を超える業者が『制度を延長してほしい』と望んでいる」ことなどを指摘、リフォーム助成制度の創設の重要性を訴えました。
「エコで起業」分科会では、ロケットストーブ、マイクロバブル、エンジンドクター浄化システムが披露され、参加者から「すごいものをつくるもんだ」と驚きの声が上がりました。
このほか、インターネットやホームページの活用、岐阜市金華地区の助成制度を活用したまちづくりでも活発に討論。「国税通則法改悪、自家労賃」を題材にした「民笑劇場」は、会場の大きな笑いも誘いました。
商品展示コーナーでは、片手でできる洗濯バサミ「ありがとうクリップ」を実演。洗濯物の取り付けから取り外しまで、片手でわずかな時間でできることに参加者もビックリ。それぞれ自分の商売をアピールするきっかけにもなり、厳しい中に少しでも役立つものがあればと交流を深めました。
全国商工新聞(2011年6月27日付)
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