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異業種交流
仲間と交流し経営に自信
商売・人生 大いに語る
山口県連が第3回商工交流会
宇部高専の教授も協力
 各地で経営交流会、経営塾が盛んです。ヒントだけでなく、生き方も含めて交流。自信がついたと喜ばれています。

人生を語り合い、好評だった第3回山口県商工交流会
 商売・人生を大いに交流して喜ばれたのは、山口県商工団体連合会(県連)が1日、山口市の県セミナーパークで開いた第3回商工交流会。99人が参加し、交流しました。
 全体会では、交流会を準備してきた実行委員会の植野友行実行委員長が「商売は社会に役立つものでないといけない。しっかり学び、商売の発展に生かそう」とあいさつ。
 宇部工業高等専門学校(高専)社会科の山下祐志教授が「先人に学ぶ処世訓」と題して基調講演し、「思考が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば性格が変わる。性格が変われば人格が変わり運命が変わる。気付いたら即行動」と強調。ゲーテなど先人の言葉を引用し、「どうせ生きるなら上機嫌に」「金もうけだけでない仕事ぶりを見つけよう」と、人生の示唆に富む話をしました。
 続いて、パネルディスカッション「私の商売、心意気と工夫」。宇部高専の深川勝之名誉教授をコーディネーターに、宇部民商の村上辰義さん(電気工事)、小野田民商の辻一浩さん(美容室)、下関民商の田中俊孝さん(塗装)がパネリストとして自らの商売や人生を大いに語りました。
 村上さんは「お金は追うと逃げる。欲を捨てないと金は入ってこない」と人生訓を述べ、「世の中の役に立てばいい」との気持ちで商売をしている」という辻さんは勉強する大切さを指摘。田中さんは「商売は自分しか頼るものはない。気付いたことはすぐやるようにしている」などと、それぞれ商売への思いを熱心に語りました。
 8つの分科会では笑いがあふれるところや、出された悩みに共感の発言が出るなど、充実した中身となりました。
 料理飲食業の分科会では、「お客さまに喜ばれる料飲店とは」のテーマを中心に交流。「自分が客なら余計なものは出してほしくないし、話題があって満足して帰れる店がいい」「しっかりした知識を身に付け、食材の仕入れとともに情報も仕入れてほしい」など、すぐ実践できる話ばかりでした。
 また、製品・カタログの展示もおこない、自家製有精卵や大根ジュースなどが紹介・展示され、参加者が見入っていました。
 まとめ発言をした井町幸雄県連会長は「みんなの努力で大変いい交流会になった。各民商でも大いにやろう。商売を守り発展させる上で商工新聞は本当に大事だ。これをしっかり活用しよう」と呼びかけました。
 
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