「増税中止させよう」 各界連宣伝に共感相次ぐ

全国商工新聞 第3335号11月5日付

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増税中止署名とシールアンケートを集めた各界連の宣伝行動

 消費税廃止各界連絡会(各界連)は10月23日、JR新宿駅西口で消費税率10%への増税中止を求める定例宣伝を行い、22人分の署名を集めました。「消費税10%増税」についてのシールアンケートも行い、来年10月の増税に反対の意思表示が相次ぎました。
 増税中止を訴える中、「消費税10%アップで1世帯当たり8万円の負担増に」「『戦争する国づくり』に使われているのが消費税!」と解説しているプラスターに足を止める人、進んで署名に協力する人の姿が目立ちました。70代の男性は「消費税は払わないといけないが、増税はしてほしくない。生活が大変になるから、考えていかないといけない」と不安をこぼします。建築業を営む大澤誠さんは「増税されると会社の負担が大きくなる。5%から8%に上がった時も資金繰りが大変だった。増税されたら利益は減る」と、増税中止の思いを語りました。
 全商連の星実副会長は、景気対策として、増税前に値上げが行われることを指摘。西日本豪雨や北海道胆振東部地震にも触れ、「軽減税率で新聞は8%だが、水道の水は10%。避難者には水道や電気、ガスといったライフラインが使えない状況もあった。生活に必要なものが値上げされることは許せない。増税をやめさせよう」と訴えました。

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