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  トップページ > 税金のページ > 確定申告(自主計算) > 全国商工新聞 第3060号2月25日付
 
相談は民商へ
 
税金 確定申告(自主計算)
 

民商「入ってよかった」

 確定申告の受け付けが始まっています。各地の民主商工会(民商)では「楽しい、安心、自分でできる」と好評の自主記帳、自主計算で確定申告の準備を進めています。税務調査対策や資金繰り、新規開業、経営相談、労働保険加入など中小業者の営業と暮らしを支える民商に「入って良かった」の声が広がっています。

民商の記帳学習 確定申告も経営対策も安心=兵庫・葺合民商

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民商で学んだ自主計算が経営対策に役立っている上野核さん(左)と妻・聡美さん

 神戸市中央区の大安亭市場前で、青果卸小売業「あめや商店」を昨年2月にオープンした、上野核さんと妻・聡美さんは初めての確定申告を迎えます。
 開業と同時に入会した葺合民商の記帳学習会で自主記帳・自主計算を学び、「確定申告は大丈夫。経営分析にも役立っている」と口をそろえます。
 以前に勤めていた青果店から独立開業しました。日々の記帳に対する不安を感じ、昨年4月から民商の記帳学習会に参加を始めました。
 領収書の整理方法や、一つひとつの経費がどの勘定科目に当たるのかなど、不明な点はその都度、相談しながら学んできました。
 今では、手の空いた時間での記帳を心がけ、忙しいときでも自主記帳が定着するほど、熱心です。帳簿を参考にして仕入れや売り値も綿密に考えるなど、経営対策に自主計算を生かしています。「経営は少しずつ上向いてきた。民商に入って本当に良かった」。2人の実感です。
 10代のころから不況で疲弊する地域経済を目の当りにしてきた核さんには「民商会員と支え合い、地域を元気にしたい」との思いがあります。
 知り合いの中小業者に民商の魅力を伝え、相談に乗っていた独立開業して間もない飲食店の経営者が最近、入会しました。
 明朗快活で話し好きの核さんは、お客さんに大人気。聡美さんは持ち前の明るさで主婦層の固定客を順調に増やしています。
 「自主記帳を学びながら、青年部の異業種交流会にも積極的に参加したい」と意欲満々です。

民商の融資相談 親身な支援で融資実現=愛知・名古屋南民商

 愛知・名古屋南民商の光永豊さん=塗装=は、名古屋市の制度融資を活用して150万円の融資を実現しました。「初めての融資を民商がサポートしてくれて頼りになった」と話しています。
 光永さんは、10年間の修行を積み、3年前に独立。確定申告の相談で、開業後すぐに民商に入会しました。仕事の中心は個人宅の塗装ですが、ハウスメーカーへの営業にも力をいれて新しい仕事を開拓する努力をしていました。
 昨年7月、手形決済が多いハウスメーカーの仕事が続く中、コンプレッサーなどの設備が必要になり、融資を受けることにしました。
 「分からないことばかりだったけど、民商が融資の種類や金利など詳しく説明してくれた」と振り返ります。
 光永さんに合う融資として名古屋市の制度融資である小規模企業振興資金を活用することに。民商と相談しながら、今後の事業計画や返済計画を練り上げ、申し込みをしました。
 保証協会の審査では緊張もせず、今後のハウスメーカーとの営業計画や夢を語り、融資の必要性を訴えました。融資が決定したときには「助かった」と喜びながら、すぐに民商に連絡。「お客さんに満足してもらえる仕事がしたい」と胸を膨らませています。
 光永さんは、「商売を始めたとき、民商は親切だよと言われて訪ねたけれど、税金でも、融資でも親身に相談に乗ってくれる。入って良かった」と話します。
 今では民商青年部役員として、青年部を元気にして、仲間と交流したいと頑張っています。

民商の保険相談 事業主本人も労災加入=京都・亀岡民商

 40歳までに独立することを思い描いていた京都・亀岡民商の江見朋也さん=塗装。思い切って足を踏み出し、1月9日に独立開業しました。同級生だった司法書士(民商会員)に独立したことを話すと「それやったら民商に入ったらいい。親身に相談に乗ってくれる」と言われ、1週間後、民商に入会しました。
 早速、労災保険の一人親方の加入について相談したところ、事務組合を通じて特別加入をすることができました。「仕事を確保するためにも、現場でけがをしたときに治療費や休業(補償)の給付を受けるためにも労災保険は必要なもの。一人親方が特別加入できる事務組合があるのは民商の魅力。身近にあって良かった」と笑顔を見せます。
 江見さんは学校や公営住宅などの生活に密着した公共事業や一般住宅の塗装工事をしています。
 現場では必ず、作業員の労災保険の加入状況が分かる名簿の提出が求められます。「外注の下請け職人の労災保険は、労働基準監督署で加入手続きを済ませていたので、それで『よし』と思っていた」と江見さんは話します。
 ところが現場で「これじゃ、あかんのと違うか」と指摘され、初めて自分自身が加入しなければならないことに気付き、労働基準監督署に相談しました。「一人親方の加入手続きはここじゃできない。厚生労働大臣の認可を受けている労働保険の事務組合に申し込んでください」と言われ、亀岡民商に相談。特別加入の手続きをしました。
 江見さんはいま、仕事を確保するため積極的に営業活動を展開しています。
 「まだ先は見えないけど、20歳のときから身に付けてきた技術を生かしてお客さんに喜ばれる仕事がしたい」と希望を膨らませています。

全国商工新聞(2013年2月25日付)
 
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