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  トップページ > 税金のページ > 確定申告(自主計算) > 全国商工新聞 第2896号 9月28日付
 
税金 確定申告(自主計算)
 

各地で税務調査対策会議を開催


 全国各地で税務調査が発生しています。各地の民主商工会(民商)では、税務調査対象者のために、役員や税務調査経験者が参加する対策会議を開催。納税者の権利を学ぶ中で、税務調査とたたかう力を身につけるとともに、仲間の励ましで「あったか民商」を実感する場になっています。

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11人の参加で納税者の権利を学んだ西濃民商の税務調査対策会議
対象者から報告
  ――岐阜・西濃民商

 岐阜・西濃民商は先ごろ、11人で税務調査対策会議を開催。2人の税務調査対象者から報告がありました。
 お客さんが数人いる中で税務調査になった喫茶店経営のBさんは「調査の心得を学んでいたので、自主計算パンフを手に持ちながら署員と話し、帰ってもらった」と経過を報告。
 鉄筋業のCさんは「帳簿書類を指定日に見せてほしいといわれ、どうしていいのか不安だ」と心情を語りました。
 税金対策部員のDさん=酒小売り=は「私は3回の税務調査を経験。最初はどうしていいのか分からなかったが、2回目以降は対等に話ができる。いくらでも応援するので一緒に頑張ろう」と励ましました。
 「税務調査の10の心得」を学習する中で、Cさんは「皆さんの話を聞くうちに気が楽になった」と声を弾ませました。
 納税者の権利を学んだCさんは翌日、税務署に電話を入れ、税務署の指定した調査日を断り、都合のいい日を連絡することを伝えました。また、「通帳を見せてほしい」という署員に、「見せなければならない理由を示せ」と主張しました。

経験者が励ます
  ――広島・三原民商 

 広島・三原民商は8月5日、税務調査対象者と役員ら6人で対策会議を開催。不当な税務調査を許さないよう話し合いました。
 理事のEさん=熱帯魚・釣堀=は「2人の税務署員がいきなり来て帳簿の提示を要求してきた。商売の状況や健康上の理由から、民商の仲間と一緒に税務調査の中止を求め中止させた」と自らの経験を報告。
 理事のFさん=飲食=は「初めての調査は、税理士に依頼して青色で申告をしていたが、担当署員は3日間の売り上げで推計課税をして5年間の修正申告をさせられた。2回目は民商の仲間と一緒にたたかって是認をかちとることができた」と強調。2人とも「税務調査で大事なのは税務署員のペースに乗らないこと」とアドバイスしました。
 Gさん夫婦は「こんなに商売が大変な時になぜ私たちのところに税務調査に来たのかはっきりさせたい。署員には民商に相談してからでないと調査には応じられない言った。役員の皆さんがいてくれて心強い」と話し、参加した役員が「一緒に頑張りましょう」と励ましました。

   
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