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  トップページ > 税金のページ > 徴税攻勢 > 全国商工新聞 第2889号 7月27日付
 
税金 徴税攻勢
 

民商に相談して税減免と差し押さえ解除

 約13万円の市県民税・延滞金が滞納になり、運転資金の預金を差し押さえられた兵庫・葺合(ふきあい)民主商工会(民商)会員の鈴木正さん(35・仮名)=居酒屋=は先ごろ、市民税の減免に成功し6万7000円を減額。差し押さえの一部が解除になり、3万4400円が還付されました。開業2年目の鈴木さんは「民商に相談してよかった。これで安心して商売を伸ばせる」と喜んでいます。
 鈴木さんは07年12月に勤めていた会社を退職。開業準備をしていた時に、市県民税の支払いが特別徴収(給料天引き)から自分で支払う普通徴収になり、納付書が届きました。
 鈴木さんは、会社勤務時の収入で算出された市県民税が高くて払えないため、すぐに東灘区役所へ相談。しかし、職員から「減額はできない。分納も無理」と言われ、そのままにしていました。

 その後、08年度分の納付書が届きましたが、開店準備で忙しかったことと、相談しても無駄だと思い、何もしませんでした。
 ところが今年3月、神戸市から「差押調書」が届きあわてて市に電話をしましたが、運転資金の預金13万800円が差し押さえられてしまいました。

 何とかしなければと思い、鈴木さんは民商に相談。民商はその場から市に問い合わせました。鈴木さんの確定申告した所得金額が、前年の所得金額の半分以下に減っており、市条例によって市県民税が減免できることを確認。区役所で減免申請ができることも分かり、鈴木さんはさっそく区役所に申請しました。
 後日、市県民税減額の明細書が届き、08年分の市県民税の一部6万7000円が減額され、納期限前の第4期分を除いた3万4400円が還付されました。
 鈴木さんは「面倒でも手続きをしないと大変なことになることが分かった」と実感を込めて話しています。
   
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