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  トップページ > 青年部 > 全国商工新聞 第2867号 2月16日付
 
青年部 この手に夢を業者青年
 

相手の立場理解し謙虚に

地域に密着した事業を推進
神崎裕造さん(35)福岡・貿易コンサルタント


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 神崎さんは、大学院生の時に中国に2年間留学した後、商社に就職。肥料関係の輸入などに携わりました。
 3年半で退職し、貿易コンサルタントを開業。主に中国、最近はインドやオーストラリアなどから、肥料や宝石を輸入する仕事をしています。
 「今は、インターネットで世界中とつながることができるので、大都市にいる必要がない。福岡はアジアのゲートウエー(入口・通路)として価値が上がっており、輸入の基点となる港も近くにあって地の利がある」と言います。
 中国をはじめ海外に行って感じることは、日本に対する期待と歴史観の違い。中国では「日本製品は信用するが、日本人は信用しない」と言う人がいます。神崎さんが、中国で出版された小説のモデルになったときに、作者から長時間にわたって質問され、それに答えるために、多くのことを考えさせられました。
 「自分には直接関係なくても、相手にとっては重大なこともある。それにどう対するのか。謙虚な気持ちで相手の立場を理解し、自分の事としてとらえる。その上で日本人としてのバランスを大切にして接することだと思う。それを心がけて、仕事に当たっている」と話します。
 商社勤務時に、地方で利益を上げても東京本社の利益として吸い上げられ、地域に何も残さないやり方を直視したという神崎さん。
 「地場に密着した事業を行い地域を活性化させ、地方格差を少しでもなくす仕事がしたい」と目を輝かせます。

   
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