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全国商工新聞 第2830号 5月19日付
青年部
この手に夢を 業者青年
ニーズに応え多彩な工夫 たくさんの常連客つくって
鞍石淳さん(30) 愛知=焼肉
独立して4年目。大学生の時、アルバイトをしたのがきっかけでした。一生懸命働く鞍石さんに店のオーナーが厨房や店の運営を任せてくれ、数年で店長に。当時は焼き肉店が人気でフランチャイズやチェーン店が次つぎオープン、店の売り上げも右肩上がりでした。
「料理や包丁の使い方、接客などを経験し、飲食業に興味を持った。『自分ならこうするのに…』と思うことも多く、いつかは自分の店を持ちたいと思っていた」だけに、独立できると知り、感激でいっぱいでした。
ところが飲酒運転の規制強化やBSE問題などの影響が出始め、厳しい経営に。しかし「なんとか自分の力でやってみたい」と決意しました。
独立してまず考えたのは常連客をたくさんつくることでした。メニューを見直し、証明書付きの黒毛和牛をそろえ、安く提供できるオーストラリア産の牛肉や、レバ刺しを加えました。
さらにアルコール類を安くしてサラリーマン層を狙い、家族で楽しめるメニューも増やすなど、いろんなニーズに応えるようにしました。
一方で経費を減らす工夫も。肉は良い物をブロックで買い、肉以外の材料の仕入れは自分でこなしました。業者に頼んでいた店の掃除も、「自分の店と思えばやる気もわく」と自分でやっています。
家族の力も大きく、「サラリーマンの父がメニュー表や案内などを作ってくれ、母の明るく元気な接客は店の名物」と喜んでいます。
最近結婚し、夫婦で店を切り盛りする日々。「努力のかいあって軌道に乗り始めてきた。たくさんの人に黒毛和牛を味わってほしい」と抱負を語っていました。
(C)全国商工団体連合会
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