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  トップページ > 全商連付属・中小商工業研究所 > 全国商工新聞 第2896号 9月28日付
 
中小商工業研究所
 

移動分科会企画=第16回商工交流会

 京都を彩る歴史、伝統、産業、文化。そして京町家に京町衆。そんな京都を丸ごと体験しようという、ぜいたくな企画が四つの「移動分科会」です。

 ▽西陣と京町家
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京都の伝統が息づく京町家)
 この分科会の目玉の一つが、西陣織会館の見学。同会館では純国産の絹工房も設置。華やかなきものショーに加え、手織り体験もできます。「観て、織って、楽しんで」、京都の衣文化を肌で感じて下さい。
 「西陣」の名前の由来やそこに隠された激動の歴史に触れながら、西陣織の営みの中で築き上げられてきた京町家を、助言者の古武博司さん(西陣の町家・古武主宰)とともに訪ね歩きます。エコな京町家の知恵と息づかいは、現代の「ものづくり」「まちづくり」の大きなヒントになるかもしれません。

 ▽京の水をたどる
 酒、豆腐、湯葉、京野菜、染織など京都の産業と深くかかわり豊かな恵みをもたらす京の水。
 明治時代の東京遷都によって衰退した京都を復興させるために、京都府民は近代産業振興策として、府民の力で琵琶湖疏水を完成させ水力発電事業を興し、日本最初の電気鉄道を走らせ織物工場を建設しました。
 この分科会では産業考古学会理事長を務める吉田喜一・都立産業技術高専教授と一緒に琵琶湖疏水をたどります。また、京の地下水についてビデオ出演する総合地球環境学研究所・谷口真人教授から学ぶことにしています。
 洛中唯一の蔵元「佐々木酒造」の見学も楽しみの一つ。試飲も予定しています。
 
 ▽京町衆の足跡と吟行
 応仁の乱後、京都の復興で大きな役割を発揮し、文化と自治をつくりあげたとされる京町衆。1950年に誕生し、28年間続いた蜷川虎三・京都民主府政の歴史も、京町衆のたたかいの継承と積み重ねがありました。
 吟行会では、智積院に眠る蜷川氏の墓、東山の町並み、茶わん坂から清水寺へと、足跡をたどっていきます。
 清水寺の森清範・貫主が記念講演をしますが、同寺には蜷川氏の「道はただ一つ、その道をゆく春」の石碑があります。
 秋の京都・東山を歩けば、きっと素晴らしい俳句に出会えることでしょう。助言者は商工新聞俳句選者の敷地あきらさんです。

 ▽フォーラム京・職人の技
 截金、象嵌、京人形、京蒔絵、染色、手描き友禅、畳など京都を代表する歴史的伝統品が出展する職人展。
 この分科会では、伝統産業の成り立ちを聞くだけでなく、実演を見て、実際に体験できるのが魅力です。「展示、実演、体験」のそれぞれを楽しめる分科会です。
 この時期京都では『京都・知恵と力の博覧会』(知恵と力博)が開催されていますが、商工交流会の職人展も「知恵と力博」の協賛企画の一つとなっています。
 助言者である永山利和日本大学教授の講義も楽しみの一つです。

私も参加します
第9分科会
振興条例学びたい 札幌東部民商 石塚孝幸さん
 関心をもっているのが地域振興条例です。つい先ごろ、岩手の一関市で制定されましたね。
 北海道では帯広市で制定され、具体化が進んでいますが、私の地元・恵庭市でもどうしてもつくりたい。今商工会議所にも一緒にやろうと、申し込んでいる最中なんです。
 振興条例は、制定までの運動も大変ですが、それをどう活用しているかが、より大切だと思っています。小規模工事登録制度もそうですが、せっかくの制度を活用できていない部分もあります。ぜひそのあたりを、学びたいと思います。

   
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