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婦人部
 

女性の感性生かした商売を 業者婦人交流会=静岡

 「商売の努力と知恵を学び合おう」―。静岡県連婦人部協議会(県婦協)は3日、静岡市内の男女共同参画センター「あざれあ」で「第2回県業者婦人交流会」を開き69人が集いました。商売や人生を語り合い、女性の感性を生かした多彩な商売を交流しました。

 会場では、「つるし雛」や手作りの金山寺みそ、浴衣で作った布草履、着物をリフォームした作務衣など業者婦人が手がけた自慢の商品が所狭しと並び、販売・展示されました。交流会では商品の紹介時間が設けられ、出店者が商品の特徴をアピールしました。
 「静岡県経済と産業の課題について」をテーマにした講演では「業者婦人が自らアイデアを出し、その力を生かしていくことが必要。情報にアンテナを張っていくことも大切」と強調しました。

自慢や工夫語り
 商売自慢、工夫では5人の業者婦人が発言。商売の楽しさとともに苦労や大変さを共感し合いました。
 藤枝民商婦人部のMさんは、家族の介護を続けながら夫の商売(食材卸)を手伝ってきました。介護も落ち着き、「美容師の免許を生かしたい」との思いから9年前に美容室を開業。自然植物のヘナを使った白髪染めを売りにしています。50〜80歳代の女性を中心に店の評判が広がり、「私を必要としてくれるお客さんがいる限り、頑張りたい」と胸を張ります。
 「理容師になりたい」と幼いころからの夢をかなえた沼津民商婦人部のKさんは、家族の後押しで24年前に開業。今では2店舗を構え15人の従業員を雇用しながら、店を切り盛りしています。お客さんから「低価格で、丁寧にカットしてくれる」と評判に。「理容師は職人。若い理容師を育てるのも私の役目」と笑顔で報告しました。
 静岡民商婦人部のTさんは、総菜店を経営。地産地消で安心な食材を使い和食、洋食、中華と日替わりで15種類のおかずを量り売りしています。Tさんは「待っているだけの商売ではいけない」と4年前からお客さんのメーリングリストを作成し、町内会や子ども会にも弁当を提供するなど販路を広げています。「1人でも多くの人に食べてもらいたい」と商売への情熱を語りました。

現場の中で輝く
 静岡民商婦人部のNさん=フィルム施工・販売=は、男性が多い現場の中で、女性らしい心使いを発揮して仕事し、喜ばれていることを報告。伊東民商婦人部のSさん=家電販売=は、地域の顧客に信頼され、販路を広げていることを話しました。
 参加者からは「商売や家庭の苦労も多いけれど、工夫をしながら商売を楽しんでいる業者婦人の姿に励まされた」と感想が出されました。

全国商工新聞(2012年11月26日付)
 
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