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  トップページ > 国保・年金のページ > 国民年金 > 全国商工新聞 第3046号 11月5日付
 
相談は民商へ
 
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社会保険料滞納で差し押さえ 納付猶予訴え解除=埼玉・新座民商

 社会保険料の滞納を理由に480万円余の銀行預金を差し押さえられていた埼玉・新座民主商工会(民商)の佐藤久さん(仮名)=通信工事=は9月12日、川越年金事務所に納付の猶予を申請し、預金口座の差し押さえを解除させました。 
 絶望の淵に追い詰められた佐藤さんが立ち直ることができたのは、パソコンで検索した石川・金沢白山民商の「払いきれない社会保険料 不法な滞納整理に抗議」した商工新聞の記事(10年10月4日号)を見つけたからでした。
 「希望の光が見えた」。そう思った佐藤さんは9月10日、新座民商を訪ねました。「明日、年金事務所に一緒に行こう」と事務局員に言われ、「見ず知らずの自分と従業員のために一緒に行動してくれるなんて」と胸を熱くし、佐藤さんはその場で民商に入会しました。
 「給与の差し押さえは国税徴収法(76条)で禁止されている」ことを学んだ佐藤さんは翌日、事務局員と一緒に年金事務所を訪ね、経営の厳しさを訴えるとともに「直ちに差し押さえの解除を」と抗議。納付の猶予申請と返済計画を提出し、「重い負担 厳しい徴収」の記事を載せた商工新聞(9月10日号)などを示すと「検討します」と担当者は態度を変えました。
 12日には480万円の預金全額が口座に戻り、佐藤さんは飛び上がって喜びました。
 08年10月に独立開業した佐藤さんは従業員を少しずつ増やし、10人ほどが社会保険に加入していました。しかし、リーマン・ショックや単価の引き下げ、取引先の無計画な発注などの影響を受け、運転資金に行き詰まり、毎月40万円ほどの社会保険料が払えないようになりました。
 昨年末から年金事務所に何度も呼び出しを受け、相談していましたが、計画通りの納付が実行できずに、銀行預金を差し押さえられました。
 「あのとき民商の記事を見つけていなかったら、どうなっていたことか。民商に出会えて本当に良かった」と佐藤さんは笑顔を見せています。

全国商工新聞(2012年11月5日付)
 
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