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国保税引き下げ・軽減世帯も拡充=兵庫・福崎

 「福祉、子育て、医療のまちづくり」を掲げる革新町政の兵庫県福崎町(嶋田正義町長)は、今年度の国民健康保険(国保)税の医療保険分を1世帯当たり平均1万5541円引き下げました。姫路民主商工会(民商)も加わる、西播社会保障推進協議会が毎年秋に実施する自治体キャラバンなどでの要望が実ったもの。
 姫路市に住んでいた際、国保料や医療費の重い負担に悩んでいた40代の建設業の会員は「福崎町に引っ越して、国保税が格段と安くなったのに驚いた。子どもが3人いるが、福崎町では中学3年まで医療費無料なので、かなり恩恵を受けている。今回、国保税が引き下げられ本当に助かる」と話します。
 今回の引き下げの内訳は、(1)所得割額の税率0・57%減(2)資産割額の税率5・10%減(3)均等割額4100円減(4)平等割額2800円減−で1世帯当たり平均国保税(医療分)は13年の10万5912円から9万371円に引き下げられました。
 低所得者の負担軽減を図るため、2割軽減・5割軽減の対象世帯も拡充されました。
 これらの措置は、12年度に国保税を値上げした際、向こう3年間に見込んだ医療費が減少したため、14年度に3100万円を国保の会計基金から取り崩すことにし、5月の臨時議会で承認されたもの。医療費減少の要因は、地域での介護予防や食育事業など予防事業の推進により、適度の運動や正しい食生活習慣が定着し、一定の効果が表れたものと同町は推測しています。
 健康福祉課では「特に高額療養費が減っている。入院件数も減っており、病気が重病化することが少なくなっていると思う」と指摘。
 嶋田町長は「『ふれあい喫茶』などお年寄りの憩いの場が増え、精神的なストレスを発散することができたり、『ふくろう体操』などの健康教室や食育の推進など、総合的な町の力で国保税を下げることができた」と語りました。
 60代の女性は「国保税が下がったのは、すごく実感している。医療費が下がり国保税が下がったのだから、“自分の健康は自分で守ろう”という意識が強まり、ふくろう体操に参加するようになった」と話していました。

全国商工新聞(2014年9月15日付)
 

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