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  トップページ > 国保・年金のページ > 国民健康保険 > 全国商工新聞 第2995号 10月17日付
 
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国保料減免 遡及10年 150万円減額=神奈川・戸塚

 神奈川・戸塚民主商工会(民商)のSさん=設備=をはじめ3人の会員が先ごろ、国民健康保険(国保)料の納税猶予や減免・分納をかちとりました。「民商に相談して本当に良かった」と笑顔で話しています。
 横浜市はこれまで国保料の分納を認めていましたが、今年5月から「市税外債権回収」を本格的に稼動させ、納税者の事情を考慮することなく、納付ができなければ差し押さえをする強権的な取り立てを行っています。
 Sさんは区役所と相談しつつ、毎月欠かさず国保料を分納していました。
 しかし毎月届いていた納付書が7月は届かず、区役所や債権回収に問い合わせたところ「一括で納付を。できなければ財産を差し押さえる」と言われ、「指定期限8月2日・差押事前連絡通知書」が届きました。
 ほかの2人も同様で、相談に行っても「今すぐ一括納付しなければ差し押さえる」「延滞税を含めて360万円を8月2日までに納めなさい」と言われました。

150万円減額させる
 3家族は役員らとともに納税猶予や納税者の権利などを学び、8月1日、市の回収担当に行って請願書を提出。
 「滞納者には法令などの既定に従い適切に対応する」と市交渉で得た回答を基に、誠実に分納をしてきた人に対し、生存権を脅かすような対応が適切なのかと迫りました。
 過去の申告書などを提示し、現状を訴えました。
 その結果、Sさんは市の申請減免(所得・売上げなど減少による)が認められ、さかのぼって国保料が減免されることに。01から05年度分が免除、06から11年度分が減免になり、約348万円の支払いが約193万円まで減額されました。また来年3月末まで分納できることになりました。

全国商工新聞(2011年10月17日付)
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