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  トップページ > 国保・年金のページ > 国民健康保険 > 全国商工新聞 第2949号 11月1日付
 
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国保税 延滞金免除と分納実現=広島・福山

 広島・福山民主商工会(民商)のMさん=繊維加工=は10月1日、福山市の国民健康保険(国保)税の免除規定が適用され、延滞金30万円の免除を実現。月々1万円の分割納付(半年間)もかちとりました。
 「国保税を滞納しているので、市に家を差し押さえると言われた」と10月、M夫妻が民商に相談に訪れました。国保税を払いに市役所に行ったところ、「毎月の納付額が少ない」「最低でも25万円を納付しなければ不動産を差し押さえる」と言われ、2週間以内に返事をするよう言われたとのこと。
 「不動産は銀行の抵当に入っており、差し押さえられると困る」と親せきから何とか7万円は借りて用意しました。しかし、痛風を患う身体障害者で、月収が20万円しかない松田さんは妻がパートに出て何とかやりくりしてきたものの、妻も乳がんで手術をしたばかりで、25万円を払う余裕はありませんでした。
 8年前から残っている国保税は90万円。延滞金30万円を含めると120万円にもなっていました。話を聞いた支部長が「商工新聞に、あんたのような人への差し押さえは違法だと書いてある。何でもっと早くに民商に相談せんかったんか」と激励し、記事のコピーを渡しました。Mさんは早速支部長と事務局員とともに、市役所へ向かいました。
 対応した国保課の課長と担当者は、Mさんの事情を聞き、毎月1万円の分割納付を半年間続けることを承諾。さらに「そういう事情なら、延滞金も免除します」と申請書を持ってきました。
 「私のときと対応が全く違った」と笑顔のMさん。「困っている人はたくさんいる。商工新聞を勧めてください」との訴えに、「分かりました、頑張ります」と返事し、早速読者1人を増やしました。

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