融資獲得へ、
市「出前講座」を活用し金融学習会

全国商工新聞 第3340号12月10日付

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市の出前講座で融資について学んだ札幌北部民商

 札幌北部民主商工会(民商)は11月12日、北区民センターにて、恒例の「金融学習会」を開催し、18人が参加しました。市の出前講座を活用したもので、札幌市から経済観光局産業・金融支援課の職員を講師に招きました。
 2部構成の1部目は、村田課長が市の人口動態、経済状況、融資制度や中小企業への支援策について詳しく説明。企業数が増えているのに従業者数が減少している現状が話されました。
 参加した菊地護青年部長は「札幌市内在住でなければ融資の制度は使えないのか」と質問。「いま札幌市『近郊』まで範囲を広げる方向で検討している」と拡充が紹介されました。
 第2部は、大井川政典事務局長が融資を実行させるための心構えとタイミング、実務的に必要な「もの」と「こと」について説明。「わかりやすい計画か」「妥当性・実現可能性がある計画か」などのポイントを強調し、「融資実行後は計画通り進める努力も大事。返済計画や事業計画は商売を考えるいいキッカケになる」と意義を語りました。

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