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トップページ > 金融のページ > 融資等 > 全国商工新聞 第2943号 9月20日付

 
金融 融資等
 

融資400万円実現 断られてからが勝負=群馬・前橋


 連帯保証人として保証協会に求償権の保証債務を返済中でも融資が実現―。群馬・前橋民主商工会(民商)のKさん=衣料品雑貨販売=は、粘り強く金融機関などと交渉し、8月初旬、400万円の融資を実現しました。「民商の融資は“断られてからが勝負”と励まし合ってきたが、良かった」と話しています。
 Kさんは衣料品雑貨を関東近県や東京を中心にした大手スーパーや三越などの百貨店に卸しています。消費不況のなかで新規開拓に努力してきたものの、昨年秋から手形を決済するための資金繰りに直面しました。
 しかしKさんには、銀行からの既往債務約3800万円と、10年前に知人の連帯保証人となった保証債務の残債250万円(元金と損害金630万円)があり、さらに市税滞納のため、前橋市から自宅の土地も差し押さえられていました。
 金融円滑化法を活用し、取引先である地元のA信用金庫に融資を申し込みましたが「新規融資は無理」との回答。信用保証協会とは6回にわたり交渉したものの、差し押さえや保証人債務があることなどを理由に「保証できない」と拒否されました。
 6月に入りKさんはスーパー150店舗に商品展示用ワゴンを納入する新規事業を獲得。設備資金250万円が必要となり、A信金に融資を申し込んだものの、再度断られました。
 Kさんはあきらめることなく、以前取引をしていた別のB信金へ。応対した担当者は「融資は無理」と断ったものの、たまたま窓口にいた支店長に事業計画を必死で説明すると「支援しましょう」と表明しました。
 市税の滞納分も4月に相続した実母の遺産で返済していたことや保証協会への求償権保証債務についても、7月20日に5万円、8月から2万円ずつ返済する約束で保証協会も保証を承諾。その結果、7月25日に400万円の(設備250万円+借り換え150万円)融資が実行されました。

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