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トップページ > 金融のページ > 融資制度 > 全国商工新聞 第2934号 7月12日付

 
金融 融資制度
 

生活福祉資金の貸付が実現=北海道・帯広


 北海道・帯広民主商工会(民商)副会長の村井義夫さん=内装=は6月2日、67万円の生活福祉資金(生業費)の貸し付けが実現しました。帯広市として生業資金の実現は第1号です。「何とか突破口を開きたいと思っていた。時間がかかり、金額も予定の半分になったが、仕事も何とかつないでいける」と喜んでいます。
 今年2月に社会福祉協議会(社協)に申し込んだ村井さん。当初、窓口では「難しい」と言われました。しかし、「結果がどうであっても申請だけは」と、全国商工団体連合会(全商連)の発行した金融パンフなども活用して粘り強く交渉。申請書が交付され、「事業計画書」や「資金繰り表」などを作成して提出しました。申請額は142万円(車検・仕入れ費など75万円、機械・パソコン購入費など67万円)。うち、67万円が認められました。
 村井さんが申し込んだ必要資金には、4月期日の車検整備代が含まれていましたが、「4月に車検が終わったとみなして、車検費用は必要経費に認めない」という理不尽な結果に。また、「仕入れなどの運転資金は該当しない」という対応など問題も残りました。
 「先行きが不透明で厳しい情勢が続く中、生業資金の貸付け実現を多くの中小業者に伝えたい」と話す村井さん。「商売を続けながら生き抜こう」と呼びかけ、制度改善に向けて奮闘する決意です。

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