事業継承や製品開発語り合い 補助金活用にも意欲=山形県連
第5回商工交流会
「民商の商売繁盛ワクワク大作戦」と銘打った第5回山形県商工交流会が1月28日、山形市内のホテルで開催されました。山形県商工団体連合会(県連)が主催したもので、70人余が参加しました。
消臭材料、手芸製品などが並んだ展示を見つめる商工交流会参加者
第一部は、山形県中小企業振興課課長の佐藤龍則氏が講演。
県の小規模事業者支援施策や、中小企業庁の小規模事業者持続化補助金の採択状況、補助対象事業例について報告し、県が独自に創設した「スーパートータルサポ補助金」についても詳しく説明しました。
続いて山形、鶴岡、長井の3民主商工会(民商)の会員が「後継ぎとしての家族経営の素晴らしさ」「クロモジエキスの開発・活用で障害者が健常者を雇用できるような事業展開について」「補助金を活用して新商品開発」などをテーマに経営発表。商売を大いに語り、経験交流をしました。
第二部では、会場を移しての名刺交換会。実行委員の手慣れた司会進行もあり、スムーズに終了。その後、12事業者が出展した製品のPRを聞きながら懇親を深めました。
山形県の佐藤龍則・中小企業振興課課長の講演に聞き入る参加者
ブースには、移動式炭焼き機図面、消臭塗料、モルタル造形、紙甲冑といった製品展示に加え、手芸製品、御朱印帳、完熟焼き芋、パワーストーンアクセサリーのような製品販売、その場でカクテルを提供してくれるワンコインバーなどが並びました。
クロモジ茶の販売のほか、桑の葉茶などの試飲も行われ、参加者は興味深そうに展示を眺めていました。
懇親会には県の佐藤課長も出席。ワインを片手に民商会員・会外の参加者からの補助金に関する質問や意見に聞き入っていました。
参加者は「補助金への理解が深まった」「県にさまざまな相談をしたい」などの感想や「今年は補助金を申請したい」と笑顔で語っていました。
全国商工新聞(2018年2月19日付) |