全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 経営のページ > 経営 > 全国商工新聞 第3296号1月22日付
相談は民商へ
 
 
経営
 

自社分析し経営改善 スキルアップセミナー=新潟県連

Photo
新潟県連のビジネススキルアップセミナーで自社の経営を話し合う参加者

 新潟県商工団体連合会(県連)は12月10日、「ビジネススキルアップセミナー〜モヤモヤスッキリ!この先ハッキリ! SWOT分析講座」を開催、会外の8人を含む35人が参加しました。中小企業診断士の上品忍さんから「マーケティング」「SWOT分析」の講義を受け、六つのグループに分かれて、ワークショップを行いました。
 上品さんは「マーケティングとは顧客の欲求(ニーズ)を調査・理解し、その欲求を満たす価値を提供すること」とし「お客のどの層をターゲットにするかを明確にすること(セグメントとターゲッティング)」「目標とするターゲットに対しどんなサービス・商品を提供するか、価格はどう設定するか、どのような経路・手段で届けるか、商品の存在・特徴をどう知らせるかを考えること」「自社のポジショニングマップをつくり差別化を図ること」の重要性を強調。また「自社を気づかせる、興味を持たせる、欲しいと思わせる、忘れないようにする、買いやすくする、の五つを考えるAIDMA(アイドマ)の法則」も紹介しました。
 後半で「強み・弱み・機会・脅威」という切り口で自社を分析する「SWOT分析」を商工新聞の記事の実例をあげて説明、参加者はグループに分かれて自社の分析に挑戦しました。
 最後に、5人が商売や分析結果を報告。独立して3年の建築業者は「リフォームだけでなくハウスドクターとして相談に乗り、個人のファンがついてきてくれている。しかし、同業他社間の競争が激しく、外壁修理などリピートの間隔が長いのが弱み」と発言。上品さんが「継続して情報発信するなど長期の信頼関係を築くことが大事」とアドバイスしました。
 また、前回のセミナーに参加して起業を決意、民商に相談して事業計画をつくり、12月に融資が実現した女性経営者は「3月に化粧品店を開業予定。コスメコンシェルジュの資格を生かしメークアップ講座等で、最高の美を提供したい」と明るい展望を語りました。上品さんも「客単価をどう上げるか、紹介をどう広げるかを考え、経営していこう」と激励しました。
 中身の濃い議論に参加者は大満足。佐渡から参加した青年部員は「自社を分析する機会となり、今後の行動のきっかけとなった。また参加したい」と帰りのカーフェリーを最終便に変更して、最後まで参加しました。
 今回の「セミナー」は7月に続き2回目。青年部役員・部員を中心に実行委員会を継続してきました。上越民商では「経営要求は青年だけでなく業者本来の要求。民商運動への参加を広げ、会外にも打って出るいい機会」と常任理事会で論議し、会員訪問で知り合いへの呼び掛けを強めました。岩沢健副会長=建築・飲食=は「セミナーは会外の人に気軽に参加を勧められる。民商の大きな魅力になっている」と話します。
 小林正樹県青協会長=鋼材=は「実行委員会への参加を広げ、セミナーを継続し、春に3回目を開きたい」と張り切っています。

全国商工新聞(2018年1月22日付)
 
   

相談は民商へ
ページの先頭