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国の創業補助金獲得 事業所改修や展示場増築へ=滋賀・長浜

 滋賀・長浜民主商工会(民商)の橋本昌尚さん=建築=は、国の創業補助金(第2創業)を獲得しました。事業所の改修や展示場などを増築する資金に充てる計画です。民商の仲間から事業を引き継いで9カ月。夫婦で力を合わせて少しずつ売り上げを伸ばしてきました。補助金を活用してさらなる事業拡大をめざしています。

地域密着で対応

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国の創業補助金を獲得した長浜民商の橋本夫妻

 創業補助金制度は新たな需要を創造する創業に対して国が支援するものです。橋本さんは昨年12月、申請書を提出し、3月17日に500万円の補助金交付が決定しました。「ハウスメーカーが住宅リフォームの事業にも参入している。地域に密着し、きめ細かな対応をできるのが地元の建築業者の強み。補助金を活用して仕事の幅を広げたい」と橋本さんは張り切っています。
 補助金獲得の決め手になるのは事業計画書。橋本さんが柱にしたのは介護リフォームを手がけることと併せて、先代から引き継いだ200坪の広い敷地を利用してリフォーム相談会や展示会を開いて集客をめざすこと。料理教室や廃材を活用した木工教室を行うことも事業計画書に書き込みました。

仲間から事業継ぎ
 橋本さんは昨年8月、10年来つきあいがあった同民商相談役の川瀬源信さん=建築=から事業を引き継ぎ、「ナガハマ昌栄ハウジング」を設立しました。
 その数カ月前、橋本さんは大病を患って入院。退院したものの無理ができず、妻・朋子さんがトリマーの会社を経営しながら資金繰りや記帳などを担い、会社を支えています。
 しばらくしてからお客さんに「国に創業補助金制度があるで。橋本さんも申請してみたら」と声をかけられました。説明会に参加した朋子さんは必要な書類を準備。昌尚さんが話す事業計画を文章にし、滋賀県産業支援プラザのアドバイスを受けながらやっとの思いで事業計画書を完成させました。「何度も書き直して、途中で本当にいやになったけれど、投げ出さないで良かった」と笑顔の朋子さん。「先輩が築きあげた事業をつぶすわけにはいかない。売り上げを伸ばして事業をさらに発展させたい」と橋本さんは話しています。

▽創業補助金制度とは
 あらたな需要を創造する新商品やサービスを提供する創業の設備費などの一部を補助する制度。対象となるのは店舗借入費、設備費、人件費、マーケティング調査費など。補助率は3分の2(上限200万円)第二創業も対象。25年度補正予算では44億円が計上された。
 申し込み締め切りは6月30日。申請書の提出先は、創業をしようとする地域の各県事務局まで(中小企業庁「ミラサポ」HP参照)。

全国商工新聞(2014年6月16日付)
 
   

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