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  トップページ > 経営のページ > 経営 > 全国商工新聞 第3090号10月7日付
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経営
 

各地の民商で経営学習会・セミナー開催

経営と数字に強く「月イチ収支を知る会」=東京・清瀬久留米

 東京・清瀬久留米民主商工会(民商)は9月5日、領収書の整理方法や現金出納帳のつけ方などを学び合おうと「月イチ収支を知る会」を開きました。12人が参加し、互いの情報も交換するにぎやかな会となりました。
 きっかけとなったのは、新規法人の設立相談。事業者が経営の基礎的な数字を正確につかんでいないことが分かり、相談に乗った矢野剛人副会長が「毎月、収支を確認していきましょう」と提案。そこから月に一回定例の学習会に発展したものです。
 参加者は自己紹介後、領収書整理の方法、現金出納帳のつけ方などについて紹介。そこから自然と議論も白熱し、「仕事用のお財布はどういう方法で区別していますか」「この領収書は何の勘定科目になりますか」など、日ごろ悩んでいる質問や疑問が飛び交いました。
 事務局長が回答することもあれば、会員同士で知恵を出し合うことも。「最初はおおまかにでも毎月、利益がどれくらいでているか。商品ごと、現場ごとの利益がどれくらいになるのかを把握していくのは経営者にとっては大切なこと」などのアドバイスや豊かな経験が次々と語られました。
 民商では「経営をどんぶり勘定で把握するのではなく、まずは自分で現金出納帳をつけはじめるというところから、お金の動きを把握するのが大切。学習会を通じて孤独な『会計作業』が明るい方向へ開けるキッカケになればいい」と話しています。
 今後は「月イチ収支を知る会に参加して経営と数字に強くなろう」と、中小企業診断士などを講師に迎えた学習会も計画しています。

経営セミナー「決算書をどう読む」=群馬・高崎

 群馬・高崎民主商工会(民商)の経営対策部は9月2日、「決算書、ここをどう読む」と題した経営セミナーを開きました。長引く消費不況の下で、経営を語り合う「場」を設け、「民商の魅力」を広げようと企画したもので、若手からベテランまで9人が参加しました。
 県商工団体連合会(県連)事務局員が、決算書の読み方、金融機関に融資を申し込む際の留意点などについて講義しました。
 フリートーキングでは、流動比率(※)について話し合い、比率を高めるうえでの今後の留意点、金融機関などでの交渉の際の押し出し方などを講師の助言を含めて意見を交流しました。
 交流後、参加者から「大変参考になった」「今後もセミナーを開いてもらいたい」との感想や要望が出されました。
 経対部長は「リーマンショック後、高崎民商は経営対策に取り組んだが、経営対策は継続が難しい。しかし、消費不況の長期化、企業の海外進出で中小業者は大変な困難にあっている。私たちの目的は経営を維持し、発展させること。不況に踏みつぶされるのでなく、はね返す取り組みに挑みたい」とあいさつ。セミナーを継続することを表明しました。

※流動負債=1年以内に返済すべき負債=を流動資産=短期間で換金可能な資産のこと=がどの程度カバーしているかを示す比率。100%以上であれば、1年以内に支払い不能になる可能性が低いことを意味する。

全国商工新聞(2013年10月7日付)
 
   

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