建設業者学習会 複雑な書類も自分で=宮崎
宮崎・日南民商は4月15日、建設業に関わる各種届け出の学習会を開き、16人が参加しました。
自分で書類を作成している会員の話を交えて、基本から学習。「自分でもできそう」と前向きな声が聞かれました。
学習会は、「提出書類の複雑化や社会保険加入の厳罰化など中小建設業者を取り巻く現状が厳しくなっている。経営を守っていくためにさらに学習が必要」と会員から要求が出され企画されました。
経営事項審査のための経営状況分析や決算変更届などの書類について事務局員が説明すると、「複雑な手続きは、一人でやっている小さいところは負担が大きい」と参加者からはため息も聞かれました。しかし、自分で書類を作成している防水塗装業者が「半分以上は昨年の数字などを写すだけ」と体験談を力説。「誰にでもできる」と励ましました。
参加者からは「私にも作れそう」「基礎からの学習と体験談で、複雑な提出書類の全体像が見えて良かった」と感想が寄せられました。
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建設業許可
請負金額500万円未満の工事など軽微なもののみを請け負って営業する場合を除いて建設業者が取得しなければならない許可。
経営事項審査
建設業許可を受け、公共工事の入札に参加する建設業者の企業規模・経営状況などの事項を客観的に数値化した、建設業法に規定する審査。決算変更届、経営状況分析など数種類の書類を提出する。
全国商工新聞(2013年5月20日付) |