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  トップページ > 経営のページ > 経営 > 全国商工新聞 第3056号1月28日付
 
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経営
 

各地で経営交流会

お店訪問 ヒント見つけ商売繁盛へ=大阪・吹田民商

 「経営交流会で商売を見直そう」と大阪・吹田民主商工会(民商)は昨年5月から1年間にわたり「経営交流会・お店訪問」に挑戦しています。11月には事業計画書づくりを目標にした交流会も開催。参加者から「夢は実現できると感じた」などの感想が出され、自らの経営を見つめ直す機会になっています。
 1回目は昨年5月末。テーマは「家族で経営する意味」。以来ほぼ毎月1回開催しています。「商売がうまくいかないと元気がなくなる。店を訪問することで元気を広げようと始めた」と西尾栄一事務局長は言います(テーマ一覧は別表)。
 その結節点となったのが昨年11月25日の「経営交流会」。事業計画書づくりを目的に、「商売の現状を把握し、自営業者としての自立をかちとることを目標にすえた」と山口正史会長は強調します。
 基調報告をした桑島靖雄副会長は、厳しい中でも頑張っている業者の特徴として、(1)自らの仕事の社会的な意味を理解し実践している(2)目的意識的に仕事に取り組んでいる(3)「待ち」の姿勢ではなく自分そのものを押し出している(4)多様なネットワークを持っている―ことが共通していると指摘。事業計画書づくりに挑戦しようと、呼びかけました。
 事業計画書の作り方などを特集した商工新聞(11月5日号)を読み合わせした後、美容室経営の事業者は1カ月間の家計費について、デイサービスを新規開業した事業者は作成したばかりの事業計画書づくりについて報告。毎年事業計画書を作り続けているたたみ製作所の経営者は計画書の作り方を自らの経営方針も示して解説しました。(1)個人客に特化した経営(2)営業に来たくなる経営・HPづくり(3)地域イベントの取り組み強化(4)2号店出店計画 ― に基づきそれぞれの目標と経営計画を発表。商圏別のチラシ配布、公民館でのイベント開催、「畳屋兄ちゃん通信」の発行などに取り組んでいることを語ると、参加者から「若いのにすごい」など感嘆の声が出されました。
 「体系的に商売を考えることの重要性が改めて分かった」などの感想が出されました。

これまでの吹田民商「経営交流会・お店訪問」


循環型社会めざして 経営改善の道探る=群馬県連

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10回目を迎えた群馬県中小商工業交流集会

 群馬県商工団体連合会(県連)は先ごろ、「未来を拓く中小業者の力で持続可能な地域経済の発展を」テーマに、群馬県中小商工業交流集会を前橋市内で開き、93人が参加しました。
 94年から隔年開催されてきた交流集会は今回で10回目。萩原誠交流集会実行委員長(県連副会長)が「持続可能な地域経済を支えるのは、小企業・家族経営」とあいさつ。
 全商連の太田義郎副会長が「小企業・家族経営の存在意義」と題して記念講演しました。
 太田副会長は、「大量生産・大量消費のシステムは限界を迎えた」と指摘。「中小業者こそ地域循環型社会の主役」と力説するとともに、地域のさまざまな階層や研究機関などとの共同で、太陽光や風力など「再生エネルギーの分野で新しい仕事のネットワークづくりを群馬でも」と呼びかけました。
 午後のシンポジウム「地域を支える中小商工業者」では、3人のパネリストが自らの経営方針を報告。フェザー商品製造販売業者は、「勇気、正直、利益の『三つの気』を心がけ、さらに“気配り”“ゆとり”をもった商売にこだわっている」と報告。建築業者2人が報告。住宅・店舗だけでなく「ストライクゾーンを広く」した経営戦略をアピール、もう1人は、「カンナくずを酪農家に提供し、牛舎の床敷きや肥やしとして再利用してもらう」など環境に配慮した取り組みや、自然の素材を生かした家づくりについて語りました。
 参加者からは「群馬でも、再生可能エネルギーなど事業化へ取り組むヒントをもらった」など感想も。まとめ報告をした行方良平副実行委員長(県連副会長)は「講演で学んだ中小業者の役割、経営のヒントを商売に、民商運動に生かして、2年後の交流集会につなげよう」と呼びかけました。

全国商工新聞(2013年1月28日付)
 
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