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  トップページ > 経営のページ > 異業種交流 > 全国商工新聞 第3148号12月15日付
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異業種交流
 

経営のばす各地の交流会

努力や悩み出し合い こだわり・特性生かす=愛知・岡崎
 愛知・岡崎民主商工会(民商)は先ごろ、経営交流会を開き23人が参加しました。自分の商売をしていく上で大切にしていることなどを交流し合いました。
 参加者は、製造業や飲食業、電気工事など多彩な顔ぶれ。「愛知で1件しかない手掘り一筋の井戸工事をしている。井戸を再現したいという依頼を受けることがあるが、井戸を大切にしていない人の注文は断っている。井戸にも神様がいて粗末に扱えば怒る」(井戸工事)、「来年創立100年を迎える。大型の薬局には金銭的に負けるが、調剤で来た方を大切にしてアドバイスをし店売りもしている」(薬局)など商売のこだわりが語られました。「父の代から50年。仕事を続けるために借金をして三次元レーザーを買った。リーマンショックの時は仕事がひとつもなかった。今は単価は下がっているが忙しく利益も出た」(製造)といった経営努力も次々と出されました。また、「お客さまの5年先、10年先の健康を保証する食材でお弁当を作っている。世間では200円のお弁当が出回っている中、どう売り込んでいけばいいか」などの悩みも話し合いました。
 助言者の中小企業診断士は「経営内容を従業員、家族で共有してこそ力がでる」、愛知県商工団体連合会(県連)の太田義郎会長は「原点に立ち戻って、消費者や周りの人の意見をきちんと聞けるかがカギ」とアドバイスをしました。
 商品の展示も行い、LED照明の特性を伝えるため、電器店の会員が手作りした装置などが注目を集めました。

異業種間でアドバイス「しぶみん経営塾」=東京・渋谷
 東京・渋谷民主商工会(民商)は11月12日、民商事務所で「しぶみん経営塾」を初めて開催しました。創業したばかりの女性セラピスト、税理士、司法書士など6人が参加しました。
 最初に社会保険労務士でもある副会長が「創業にあたっての心構え」について発言しました。
 事業を成功させた人たちの「秘訣」について「誠実さ」と紹介。取引先や顧客に向き合う姿勢の大切さを強調しました。
 この後、女性セラピストが、自らつくりあげた事業計画書を発表。開業したばかりの税理士、司法書士を含め、専門的な立場から懇談・アドバイスしました。
 セラピストの女性が「事業を始めて1年。単価を上げ販路を広げることで、収益アップにつなげたい」と、事業計画の今後の方向性について提案。
 副会長は、売り上げを上げる方法は(1)新規顧客の獲得(2)リピート率を増やす(3)単価のアップ−しかない、とアドバイス。司法書士からは「生活費や運転資金から逆算すると、もっと単価を上げなければ、経営は成り立たない」とも指摘されました。
 懇談の中では、「異業種の仲間同士もっと助け合っていきたい」「姿勢や服装が大事だという女性セラピストの発言には納得した」「自分も頑張りたい」などの感想が出されました。
 セラピストの女性は「参加してよかった。民商への入会も考えたい」と語りました。
 同塾のスタートのきっかけの一つが、経済センサス調査の分析で判明した渋谷区の中小業者の特徴でした。若い世代の起業が活発な一方、地域や業界から孤立しがちで、起業や資金繰りへの不安・情報の不足に苦しんでいることが浮かび上がりました。民商では、こうした特徴を踏まえて今後も「しぶみん経営塾」に力を入れていくことにしています。

全国商工新聞(2014年12月15日付)
 

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