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異業種交流
駒沢大学経済学部でインターンシップ
業者の生きざま学生励ます
埼玉・浦和民商の遠藤正男さん(54)=運送=が講義
駒大生に経営姿勢を話す浦和民商副会長の遠藤さん
 「自分を生かす働き方を中小企業でぜひしてほしい」‐埼玉・浦和民主商工会(民商)副会長の遠藤正男さんは6月26日、インターンシップ(就業体験学習)を授業に取り入れている駒沢大学経済学部の小栗崇資教授の授業で、受け入れ企業先として、経営姿勢などを話しました。
 同大学が、大学教育の一環としてインターンシップの受け入れを全国商工団体連合会(全商連)に要請して3年目になります。全商連では学生に中小業者の経営への思い、生き方などを知ってもらう機会として積極的に対応、今年も関東の会員約10社が受け入れ企業として登録しています。
 事前に学生に企業側の説明がおこなわれ、学生が就職の希望などと照らして企業を選択。就業体験は8、9月の2カ月のなかでの2週間です。
 遠藤さんは、運送業を開業した経緯や仕事に対する心構えについて「今は運転・運搬だけでなく、サービスドライバーとして、服装やマナー、お客さんへの説明など、すべてが厳しく求められる時代」として、従業員教育を重視していること、同時に取引先については待遇改善を求めていることを強調しました。
 また「勝ち組」「負け組」が取りざたされるなか、自ら人生を切り開く起業家精神を持って挑戦してほしいと学生たちを励ましました。
 遠藤さんの会社ではお客さんへの対応や運転アシスタント、大手取引先との営業なども体験してもらう予定です。
 小栗教授は「中小企業の経営者がじかに対応してくれ、学生が生きざまに感動しており、予想以上の成果に驚いている。今後も全商連と連携を広げていきたい」と話していました。
 
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