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民主主義
断じて若者を戦場へ送るな
臨時国会で悪法阻止へ決意
首相の靖国参拝に怒り
東京・練馬民商会員 佐埜明さんの手記
 もう黙ってはいられない‐。小泉首相が5度目の靖国神社参拝を強行した後、それに抗議する投書やはがきが編集局に相次いで寄せられました。東京・練馬民主商工会(民商)の佐埜明さん(74)=学習塾=の手記を紹介します。

 小泉首相が執拗に靖国神社への参拝を繰り返すなか、一般の参加者、特に若者が増えているといいます。彼らは言います。「戦没者を追悼するのは当然のこと」「小泉さんが来ているので自分も…」「軍服姿のおじさんたちもいて、異様な雰囲気、怖かった」と。
 戦争を知らず、まして靖国神社の本質を知らない若者たちとして、ごく自然な発言といえます。
 靖国神社はもとより墓所ではなく、したがって追悼や慰霊の場ではなく、戦死者を軍神として合祀する場であり、戦時中には、さらなる戦勝を祈願する特別な神社であったことを、多くの若者たちに語り伝えていかなければと思いました。そうでないと、靖国神社の役割を実は百も承知の小泉首相の思うツボに、若者たちは、はめられてしまいます。
 靖国神社への参拝問題は、憲法および教育基本法改悪と同一線上にあります。憲法9条を変え、自衛隊を軍隊にして戦争をできる国づくりをすすめようとしています。新教育基本法で愛国心・公共の精神・国際協力の美名の下、実は日米軍事同盟に貢献できる人づくりが、同時進行しつつあります。
 断じて若者を戦場へ送るな! 私はこう言いたい。そして秋の臨時国会でこれらの悪法を阻止したいと思います。
 
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