平和・憲法
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平和対談 戦争は悲惨 憲法9条守らねば
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今も母の遺体は満州に
千葉県商工団体連合会会長 小川惣兵さん(75)
赤ちゃん置き去り見た
全商連婦人部協議会会長 遠藤恵美子さん(66) |
今年も8月15日、終戦記念日がやってきます。第二次世界大戦中、日本は、自国民だけでなく、アジアの諸国民に多大な被害をもたらしました。無反省に靖国参拝を繰り返す小泉首相や閣僚の姿に、往時の日本の指導者の姿がダブります。教育基本法の改悪、憲法改悪に向けての国民投票法案、共謀罪など、先の国会で継続審議となった悪法の数々に反対し、廃案に追い込むたたかいは正念場を迎えています。ともに旧満州(中国東北部)からの引き揚げ者である小川さんと遠藤さんに、自らの戦争体験から、あの戦争の惨禍を二度と繰り返させない、その決意と未来に託す思いを語ってもらいました。
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対談では中国での苦労話や平和への思いなどで話が弾みました |
戦争に向かっているようで恐い
遠藤 今、戦争に向かっているように思えて恐ろしいなと感じます。
小川 私は終戦の時は14歳でした。いろいろ苦労して満州から裸一貫で帰ってきて商売を立ち上げました。私たちが戦後、一つひとつ積み重ねてきたものが崩されようとしていることに憤りを覚えます。
(中略)
遠藤 私たちの国は何て愚かなことをしたんでしょうね。また今、教育基本法や憲法を変えようとしています。間違った方向に進むことをなんとしても阻止するためにも、戦争は本当に悲惨なんだということを伝えていきたい。
小川 日本人はアジアの諸国民と一緒に生きていかなければならないんです。あの戦争の反省に立ってつくられた日本国憲法は日本の平和だけじゃなくアジアの平和も守っているんです。その役割をわれわれ世代がもっと伝えていかないといけないと感じています。戦争になったらそれまでの生活がすべて崩壊するんですから。
今後の日本社会の発展のためにも憲法は守っていかないといけませんね。 |
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