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安保・基地
 

工事強行許さない 3600人が抗議の県民集会=沖縄・辺野古

 沖縄の民意を無視し、安倍政権が名護市辺野古沖へ米軍新基地建設を強引に押し進めていることに対し、「みんなで行こう、辺野古へ、工事強行に抗議する県民集会」が8月23日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で開催され、約3600人が沿道を埋め尽くしました。

 沖縄県商工団体連合会(県連)も参加する「基地の県内移設に反対する県民会議」など市民団体が実行委員会を結成し、開いたものでわずか1週間の呼びかけにもかかわらず目標の2000人を大きく上回る参加で「辺野古に基地はいらない」の意思を示しました。
 「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」などがチャーターした大型バス40台が、沖縄本島の中・南部から続々と到着。「満員でバスに乗れない県民も多数いた」との報告もありました。
 集会では、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員をはじめ、新基地建設に反対する県選出の衆参国会議員4氏のあいさつの後、経済団体や市民団体、地元代表が次々と決意表明。
 「島ぐるみ会議」の共同代表で、かりゆしホテルグループの平良朝敬CEO(最高経営責任者)は「観光産業で50年生きてきた。基地と観光は共存できない。オスプレイが飛び交い軍艦の来る島にするのか、ジュゴンが住み、チョウが飛び交う島を守るのか、きょうの集会をスタートに工事中止までたたかおう」と訴えました。
 沖縄県統一連の中村司代表は「消費税増税と年金カットなどで国民生活が大変なときに、防衛局は多数の公務員を辺野古に動員して税金の無駄遣いと人権弾圧をしている。新しい知事を誕生させ、沖縄から日本の夜明けを」と呼びかけました。
 名護市でたたかうヘリ基地反対協の安次富浩代表は「仲井真知事は沖縄の心を売った。沖縄の本当の魂は今ここにある。このたたかいは必ず勝利する。沖縄のたたかいは安倍政権に大打撃を与える。知事選挙を勝利させよう」と訴え。稲嶺進名護市長は「昨年12月、知事が埋め立て承認し、『建白書』に示されたオール沖縄の心を裏切った。11月の知事選で審判を」と力強く訴えました。
 参加者からは「とても感動した」「子や孫のためにも、また参加したい」「知事選挙は必ず勝とう」と感想がありました。北那覇民主商工会(民商)のSさん=アパート経営=は「これだけの人が集まった。やっぱり県民の関心は高い。抗議する県民は排除しながら、米兵は自由に制限区域内で海水浴していると聞き、怒りでいっぱい」と心情を述べていました。

全国商工新聞(2014年9月8日付)
 
   

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