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  トップページ > 震災情報のページ > 全国商工新聞 第3075号6月17日付
 
相談は民商へ
 
 

安倍政権に迫る人並み


 再稼働反対、原発ゼロの共同アクション「6・2 NO NUKES DAY」が2日、東京の明治公園と芝公園23号地、国会前で取り組まれました。福島をはじめ各地の民主商工会(民商)から多くの仲間が参加し「原発いらない」「生業を返せ」と怒りの声を上げました。明治公園の会場には、多彩なブースが設置され、各団体が参加者と運動の交流などを行いました。

脱原発へ心ひとつ 6・2 NO SUKES DAY

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1万8000人が「原発いらない」をコール

 この日の行動は、原発再稼働に固執する安倍政権に対して「ノー」の声を突き付けようと、全国商工団体連合会(全商連)も加盟する原発をなくす全国連絡会と首都圏反原発連合(反原連)、さよなら原発1000万人アクションの3団体が連帯し取り組んだもの。
 全国連絡会が明治公園で開催した「原発ゼロをめざす中央集会」には1万8000人が集まりました。
 全民商が参加した福島県商工団体連合会は、そろいのゼッケンやTシャツで「福島を返せ、原発は今すぐ廃炉に」と訴えました。
 「原発事故で、人生が狂わされ、地域が壊された。事故は収束していない」と怒りをぶつけるのは、福島・須賀川民商の長井公一副会長=飲食。「福島の生活は落ち着いたように見えるが、心が穏やかになったことは一度もない。被ばくの不安をずっと抱えて生きている」と実態を打ち明けました。
 集会では、全日本民主医療機関連合会の長瀬文雄事務局長が「被災者の思いを無視した政府の姿勢は許せない。この日を原発いらないの新たな出発点にしよう」と主催者あいさつ。
 日本共産党の志位和夫委員長や反原連のミサオ・レッドウルフさんらが連帯あいさつをしました。ミサオさんは「未来の子どもたちに原発を背負わせるのではなく、私たちの世代で脱原発の政策に転換させ、原発ゼロを政府に言わせるまで共に頑張りましょう」と呼びかけました。
 集会の最後には、「再稼働反対」「原発いらない」のコールがドラム隊のリズムに合わせ響き渡り、参加者は総立ちに。日本のどこにも原発はいらないの思いで会場が一つになりました。三つのコースに分かれてデモ行進が行われ、国会周辺で芝公園の参加者らと合流。午後5時から行われた反原連主催の国会前大集会には6万人が集結しました。

原発再稼働反対 国会前大集会

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「原発ゼロでつながろう」との呼びかけに、手をつないで応えた国会前大集会の参加者

 国会前大集会では、6万人の市民が押し寄せ、国会議事堂を包囲しました。「再稼働反対」「自民党は許さない」とのコールが繰り返され、民意を無視して原発を推進する安倍政権に強く抗議しました。
 国会議事堂正門前に設置されたメーンステージでは、大間(青森)、柏崎刈羽(新潟)、浜岡(静岡)、伊方(愛媛)、川内(鹿児島)など原発が立地する地域からの参加者が、再稼働に反対する現地の運動を報告しました。「放射能も怖いが、地域住民のつながりが分断されるのが一番悲しい」との発言に、大きくうなずく参加者。「参議院選挙で民意を突き付けるぞ」の声が上がりました。
 手製のプラカードを持った東京・府中市からの参加者は、「原発の廃炉には30年以上かかるといわれているが、どれだけ時間がかかっても廃炉にすべき。トルコに原発を輸出するという安倍首相は許せない。これからも声を上げ続ける」と話しました。

全国商工新聞(2013年6月17日付)
 
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