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  トップページ > 震災情報のページ > 全国商工新聞 第2978号 6月13日付
 
 

「みやこ復興まつり」 支援物資を市民に提供=岩手・宮古

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400人でにぎわった「みやこ復興まつり」

 「宮古を元気にしよう」と5月22日、JR宮古駅前で「みやこ復興まつり」が開かれました。岩手・宮古民主商工会(民商)はじめ5団体が主催したもの。当日はあいにくの雨となりましたが、400人の市民がつめかけ大にぎわいとなりました。
 会場には商店街から借りた四つの大きなテントが設置されました。
 「支援物資」コーナーでは、全国から寄せられた物資を無料提供。新鮮野菜、果物、新品下着、古着、お皿・コップ、タオル、日用品、学用品などと、避難生活に必要なものがそろいました。
 物資を手渡しながら、交流も深まりました。「どこからこんなに集まったの」と不思議そうに話す女性に「全国の皆さんからの支援物資です」と伝えると「スゴイね。ありがたいね」と民商の評判もアップ。巨大津波が自宅の天井付近まで押し寄せ、1階がめちゃめちゃにやられた会員は「民商が全国組織だってことが、こんなにありがたいと思ったことはない」と話していました。
 無料法律相談コーナーでは、愛知県の水谷英二司法書士、宮古はまなす法律事務所の横道二三男弁護士が対応。「二重ローン」や「流された家の地代問題」など津波被害の深刻な相談が12件寄せられました。
 中央舞台では、盛岡合唱団が「手のひらを太陽に」などの歌を披露。参加者と一緒にうたごえを響かせました。バスで通りかかったプロの若手バンド「サスライメイカー」が飛び入り参加。「海嘯(つなみ)鎮魂の詩」(田老の津波の語り部、田畑ヨシさん作詞)を歌いあげ、持ち歌の「カレーライス」で元気を伝えてくれました。
 支援物資を両手いっぱいに抱えた宮古市田老の男性は「元気が出たね。やっと仮設住宅に入ったが生活に必要な物はそろっていない。復興まつりでいろいろ手に入り、助かった」と感激していました。

全国商工新聞(2011年6月13日付)
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